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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十三話 非道、ゴステロ
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橋にも及んでいた。
「司令、最早」
「くっ、野蛮人共め!」
この期に及んでもグレスコの偏見はそのままだった。
「ここで・・・・・・この私を」
「司令!」
「うわああああああああっ!」
無様な最後だった。他のグラドス人達と同じく。その横ではシンが逃げようとするSPTを追いその掌からのビームで次々と薙ぎ倒していた。
「逃がすかっ!」
「た、助けてくれーーーーーーっ!」
「お、俺達がこんなところで!」
彼等もまた無様な最後を曝す。戦場には何時しかグラドス軍の残骸しかなくロンド=ベルは無事ロンドンを人類の手に取り戻したのだった。
「作戦終了です」
レフィーナが全軍に告げる。
「敵機の反応、消えました」
「わかりました」
それにユンが応える。
「終わりですか」
「はい。これでロンドンは」
レフィーナはまた今度はショーンに応えた。
「解放されました」
「ようやくですな。ですが」
「はい。ロンドンの存在はかなりのようです」
「まだ地上にはグラドス軍の残党が残っているものと思われます」
「どうされますか?」
「掃討です」
指示は一つしかなかった。
「それで御願いします」
「わかりました。それでは」
「艦長」
ここでユンが声をかけてきた。
「何ですか?」
「ナデシコから通信です」
「ナデシコからですか」
「はい、ホシノ=ルリ少佐からです」
彼女からであった。
「出られますか」
「勿論です」
すぐにユンの言葉に頷くのだった。
「では通信を御願いします」
「わかりました。それでは」
「レフィーナ艦長」
すぐにモニターにルリが出て来た。
「ホシノ少佐、何かあったのですか?」
「ロンドンは解放されました」
「はい」
まずは話はそれであった。
「ですがまだ」
「まだ」
「敵は残っています」
こうレフィーナに告げてきたのだった。
「ロンドンにですね」
「いえ」
しかしそうではないと言う。
「どうやらすぐにロンドンを移ることになりそうです」
「ロンドンを」
「日本で百鬼帝国の動きが活発化してきています」
「百鬼帝国が」
「そうです」
まずは彼等だった。
「そして邪魔大王国も」
「彼等まで」
「すぐに日本に向かうべきです」
ルリの考えはこうだった。
「既に日本からはその要請も届いています」
「要請がですか」
「どうされますか?」
「はい、行きましょう」
レフィーナはすぐに決断を下した。
「日本に。彼等を放置してはおけません」
「そうです。ですから後は」
「どうしますか?グラドス軍の掃討は」
「連邦軍に御願いします」
ルリは既にそれも考えていた。
「アイルランドでグラドス軍と対峙していた連邦軍の部隊がいますので」
「そうですか。ではその方々に」

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