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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十三話 非道、ゴステロ
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ようとした。しかしその時だった。
「案ずる必要はない!」
「!?」
「この声は!」
「私だ!」
突如として影が現われた。それは。
「シュバルツ=ブルーダー!!」
「戦いにおいて武器を振るうのならともかく」
「き、貴様!」
「どうしてここに!」
シュバルツは死鬼隊の前にいた。そこで腕を組み脚を閉じて立っていた。
「貴様等に話す言葉はない!」
シュバルツは彼等に対して言い放った。
「シュバルツ=ブルーダー推参!」
「そうか、あの男」
ヂボデーが彼を見て言う。
「今のこの事態を何とかする為にここに」
「ああ。そうだね」
サイシーがヂボデーの言葉に頷く。
「これで何とかなりそうだよ」
「ここは私に任せろ!」
シュバルツ自身言うのだった。
「非道を極めるこの所業、許してはおけぬ!」
「やかましいんだよ!」
だがゴステロはシュバルツのその言葉を聞こうとしなかった。
「貴様なんてよ!これで!」
「無駄だ」
核を放とうとしたその彼にシュバルツは言った。
「何っ!?」
「既に核の信管は破壊させてもらった」
「何、馬鹿な」
「いや、間違いない」
マルジェロがゴステロに答える。
「こちらの核は。一つ残らず」
「くそっ、何時の間に!」
「外道!」
またしても答えずに逆に言い放つ。
「御前達の様に武器を持たぬ者達を襲いそれを利用する貴様等を許すわけにはいかぬ。覚悟!」
「何っ、正義の味方のつもりか!」
「少なくとも邪悪を許すことはない!」
シュバルツはまた言い放った。
「覚悟!」
「なっ!」
風になった。黒い風だった。
「シュツルム=ウント=ドランクゥッ!」
竜巻になり四人に襲い掛かる。それは彼等の相手になるものではなかった。
「う、うわああああーーーーーーーっ!」
「こ、こいつ!」
瞬く間に四つの爆発が起こる。ロンド=ベルを脅していた死鬼隊はこれで一人残らず壊滅した。シュバルツにより市民達は守られたのだった。
「くっ。何故ここで」
グレスコは死鬼隊の壊滅を見て歯噛みした。
「あの様な男が出て来たのだ」
「司令」
部下の一人がまたグレスコに声をかけてきた。
「何だ?」
「ロンド=ベルの攻勢が再開されました」
見ればその通りだった。ゴステロの恫喝で一旦足を止めていたロンド=ベルはまた動きを再開させていた。その攻撃は先程のものより激しいものだった。
「その卑劣な所業」
ジョルジュはローゼススクリーマーを放っていた。
「断じて許すわけにはいきません!」
「容赦はしない」
そしてアルゴも。
「ここで・・・・・・倒す!」
鉄球を振り回し周りの敵を叩き潰していく。そこにアレンビーも続く。
「あたしだって今回は本当に頭に来たよ!」
跳びながらフラフープを手に持つ。

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