第五十三話 非道、ゴステロ
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素早くその場を取り繕いだした。
「出撃だ。後は頼むぞ」
「了解」
「帰ったらパーティーだね」
「イギリス料理だ」
「シャニ、それは止めておけ」
これは周りの皆が止めた。
「英国に美味いものなしだ」
「そうか」
そんな話をしながら出撃する。もう彼等はロンドン北郊外にまで来ていた。そこで布陣し既に目の前に防衛ラインを敷いているグラドス軍に対して攻撃準備に入っていた。
「さて、と」
勝平がまず声をあげた。
「一気に叩き潰してやるか」
「正面からだな」
「ああ、そのつもりさ」
宇宙太にも応える。
「御前だってそのつもりだろ?」
「あいつ等は正面から叩き潰すのが一番だ」
普段の宇宙太とは少し違っていた。
「ここでな」
「そうね」
彼の言葉に恵子が頷く。
「グラドスにはそれが一番ね」
「そういうことだね。それじゃあ」
三人に対して万丈が声をかけてきた。
「容赦せずに。行くとするか」
「全軍攻撃用意じゃ」
アスカが指示を出した。
「容赦するでないぞ」
「アスカ様、では童夢も」
「うむ」
サンユンに対して頷いてみせた。
「前にやれ。それでよいな」
「どうぞです」
シャンアンもアスカの指示に賛成した。
「彼等に対しては容赦する必要はありません」
「その通りじゃ。だからじゃ」
童夢は前に出た。それにNSXも続く。イーグル達もまたアスカと同じ考えだったのだ。
「まずはラグナ砲でいいよね」
「はい」
イーグルはザズの言葉に応えて頷く。既にラグナ砲の発射準備は整っていた。
「是非共。それでいきましょう」
「わかったよ。それじゃあ」
「ええ」
「それでだ」
今度はジェオが言ってきた。
「その後はどうするんだ?」
「そのまま突入です」
慎重なイーグルにしてはやけに過激な戦術だった。
「それで彼等を一気に」
「よし、じゃあそれでやるぜ」
「御願いします」
「チゼータもそれで行くつもりみたいだしな」
タータとタトラも己の乗艦を前に出してきていた。その中でタータが姉に対して問うていた。
「姉様、これでいいな」
「はい」
タトラの返事は何時になく鋭く強いものだった。
「グラドス人をここで退けなければ。大変なことになりますから」
「そやな。うちもあの連中は嫌いや」
はっきりと嫌いだと述べた。
「ここで全員いてこましたるわ」
「そうよ、タータ」
妹の言葉に応える。彼女達も前線に出る。
山積だけではなく他の面々も前に出る。そしていきなり手法の一斉射撃を開始するのだった。
「撃て!」
ヘンケンの指示を合図として一斉射撃が加えられる。それで敵陣が切り刻まれた。
その切り刻まれた場所に一斉にマシンが切り込む。ロンド=ベルは一気に潰すつもりだった。
「おら、死ねっ!」
オルガ
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