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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十二話 偽りの華麗
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・!」
ル=カインは怒りを見せる。しかしだった。トッドは彼の周りに来たSPTを次々に切り捨てていく。まるで蝿や蚊を払うようにであった。
「何か言ったか?」
「くっ、我がグラドスの同胞を」
「俺はゴミを始末しただけだぜ」
トッドはまだ言うのだった。
「違うか?今度は手前が掃除される番だぜ。エイジ!」
「うん!」
エイジも彼のその言葉に頷いた。そして。
「ル=カイン。ここで!」
「くっ!」
攻撃を受けようとするその時だった。何とかV−MAXを発動させたのだった。それで間合いを離してそれから戦場を離脱するのであった。
「逃げた」
「今日のところは負けを認めよう」
「へっ、文明人らしい逃げ口上だな」
「何とでも言え」
トッドにも言葉を返す。
「だが次はこうはいかん」
「ル=カイン。御前達グラドスはまだ」
「貴様等は地球にいてはならん」
勝手なことを述べた。
「この宇宙の何処にもな」
「ああ。そうかよ」
だが彼の言葉を誰も聞こうとはしなかった。
「そう勝手に思ってな。こっちは手前等は絶対に逃がさねえからな!」
こう言って彼等は撤退するグラドス軍を追撃し徹底的に撃墜した。撤退できたグラドス軍は一割にも満たなかった。後は全て戦死であった。
ネス湖近辺での戦闘は終わった。ロンド=ベルの戦士達は戦場に立ちながらこれからのことを思うのだった。
「まずは敵の迎撃は潰したな」
「ええ」
ドモンの言葉にレイが頷く。
「それもかなり」
「これだけ潰しておきゃロンドンにはそんなに残ってないだろ」
「まあそうだろうね」
ヂボデーとサイシーが言う。
「そこのところはどうなのだ」
「葛城三佐、どうですか」
アルゴとジョルジュはミサトに問うのだった。
「確かにSPTは減ったわね」
ミサトもそれは認める。
「けれど」
「まだ戦力はあるということだな」
「ええ、その通りです」
アムロの言葉に答えた。
「半分程度は潰しましたが」
「これで半分なのね」
アレンビーはそのことに少し呆れていた。
「相変わらず数が多いんだから」
「バルマーだから」
ミサトが言うのはそこであった。
「数が多いのよ。どうしても」
「じゃあそれはそれでいいことだ」
フォッカーはそれを肯定さえした。
「撃墜スコアが増えるだけだ」
「少佐、また随分と強気ですね」
「マックス、御前もだぜ」
マックスに笑いながら言葉を返した。
「何十機でも好きなだけ落とすんだな」
「まあ何十もは流石に無理ですけれど」
苦笑いを浮かべながらもフォッカーに言葉を返す。
「撃墜するだけはします」
「それでいいんだよ。さて、と」
ここまで話したうえでマクロスに帰還するのだった。
「じゃあ戻るか」
「戻れば少佐」
ミリアがその彼女に問うて
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