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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十一話 邪悪なるグラドス
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が言う。
「グラドス軍が市内で虐殺を行っていたと」
「そうですか」
「やはり彼等は」
「わかっています」
天真爛漫なユリカの顔が微かに曇った。
「だからこそここで」
「グラビティブラスト発射用意整っています」
またルリは言うのだった。
「どうされますか?」
「まずはそれを撃ちます」
答えはもう決まっていた。
「グラドス軍、ここで」
「了解」
彼女にしては珍しく怒りを見せていた。そしてその怒りを向けてグラビティブラストをグラドス軍に対して放ち黒い光で彼等を薙ぎ倒す。それを合図としてロンド=ベルは彼等への総攻撃を開始した。
「死ねえっ!」
ドモンがSPTの一気に拳を繰り出し一撃で吹き飛ばす。そのSPTは光の中に消え去る。
「貴様等を生かしておくつもりはないっ!」
「ひ、ひいっ!」
「逃げろ!」
「逃がしはしない」
だが彼等の前にはクワトロがいた。既にファンネルを宙に漂わせている。
「悪いがここで死んでもらう。ファンネル!」
「うわあああーーーーっ!」
「野蛮人め!」
「その野蛮人に倒される気持ちはどうかな」
クワトロは彼等の断末魔を聞いても平然としたものだった。
「所詮同じだと思うのだがな」
ロンド=ベルは南北から攻め次第に東西にも回る。そうして包囲して彼等を少しずつ倒していく。こうなってはもう趨勢は明らかだった。
「ま、待ってくれ!」
「俺達はもう戦うつもりはない!」
しかしここで彼等はこう言って降伏を申し出て来たのだった。
「艦長」
クローディアがそれを確認してからグローバルに声をかけた。
「彼等が降伏を申し出てきています。どうされますか」
「降伏か」
「はい」
あらためて彼の問いに頷く。
「武装を解除する前に戦闘を停止してもらいたいとのことですが」
「わかった」
グローバルもまたそれに頷くのだった。
「受諾されますか?」
「我々が戦うのはあくまで武器を持った敵に対してだ」
軍人としての言葉であった。
「では。答えは決まっている」
「それでは」
こうして降伏を受諾することにした。しかしロンド=ベルの面々の中にはそれを聞いても頷こうとしない者達もいた。
「おいおい、冗談じゃねえぜ」
「そうよ」
ビーチャとルーが不満をあからさまに見せて言ってきた。
「あんな奴等放っておけるかよ」
「ここで全滅させるべきよ」
「そうだね」
「ビーチャ達の言う通りだよ」
エルとドモンも同じ考えだった。
「一般人を虐殺したんだって?」
「だったら自業自得だよ」
「ジュドーはどう思うの?」
イーノはまずは自分の考えを伏せてジュドーに問うた。
「ビーチャ達と同じ考えなの?」
「そうだな」
ジュドーはイーノのその問いに少し考えてから答えた。
「やっぱりよ。降伏を申し出
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