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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十一話 邪悪なるグラドス
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向かう。グラドス軍は彼等に銃を向けるがそれより前に万丈が懐から出したマシンガンで彼等を撃っていた。
「万丈!」
「僕もね。こういうのは大嫌いでね」
顔は澄ましているが行動は違っていた。
「悪いけれど君達には命で償ってもらうよ」
「ふざけるな地球人が!」
グラドスの兵士の一人が彼等に言い返す。
「貴様等野蛮人が何を言うか!」
「そうだ!」
それに他の兵士も続く。
「好戦的な貴様等を教化してやっているんだ!」
「それに抵抗するというのか!」
「野蛮ねえ」
万丈は彼等のその言葉にすぐにシニカルな顔と言葉で返すのだった。
「武器を持たない人を一方的に殺戮するっていうのは野蛮どころじゃないと思うけれどね」
「ええい、黙れ!」
しかし彼等は万丈のその言葉をつっぱねる。
「野蛮人が何を言うか!」
「これは制裁だ!」
「制裁!?」
万丈は制裁と聞いてまず動きを止めた。
「それは一体どういうことかな。虐殺が制裁だなんて」
「こいつ等は我等を侮辱した」
これが彼等の理由だった。
「我がグラドスを批判したのだ」
「野蛮人がグラドスを批判するなぞ許されるものではない!」
ここまで露骨な差別しそうも珍しかった。
「だからだ。こうしてまとめて制裁を加えてやったのだ」
「わかったら貴様等も大人しく撃たれろ!」
「よし、わかった!」
京四郎はその言葉と共に前に出た。それと共に手に持っている刀を居合いで抜いた。
その一振りでまず野蛮人と喚いていた二人の首が飛んだ。二つの首が宙に舞う。
「なっ!?」
「言いたいことは聞いてやった。もう充分だ」
「そういうことだね。君達がどれだけ醜いかよくわかったよ」
万丈もそれに続き敵兵の一人の首に手刀を当ててその首を折った。当然即死だった。
「もう話は聞かないよ。聞くまでもない」
「覚悟しろ!」
凱も手加減しない。蹴りをまともに腹に入れてそれで倒す。
「なら俺達も貴様等を倒す!」
「制裁じゃないぞ!」
宙も変身して次々と拳で打ち倒していく。
「貴様等に虫ケラの様に殺された人達の怒り!」
「地獄で教えてやる!」
こうして彼等は忽ちのうちに彼等を倒していった。皆一撃で屠っていく。それを見てグラドス兵達は逃げようとするがその前に一矢が立っていた。
「ひ、ひい・・・・・・!」
「お助けえっ!」
「貴様等だけは許さん!」
一矢とて彼等を許す気はなかった。
「せめて一撃で地獄に送ってやる。覚悟しろ!」
「うわああああーーーーーーっ!」
一矢もまたその拳と蹴りで彼等を屠った。こうして虐殺を行っていたグラドス兵達を一人残らず始末したのだった。
「弱いね」
万丈は侮蔑の目を横たわるグラドス兵達に向けながら一言述べた。
「野蛮人野蛮人と騒ぐだけで」
「ああ、そうだな」

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