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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十一話 邪悪なるグラドス
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「彼等に制圧されているとなると」
「だから俺達がまず行く」
凱はニコルにも言うのだった。
「潜伏し。それからな」
「内部で攪乱してそれから彼等を叩く」
バルトフェルドはこう説明する。
「それで行くよ」
「まずは俺と宙が行く」
この二人がまず名乗りをあげる。
「僕とね。まあこれで随分と違うよ」
「万丈さんもですか」
「ダイターンを呼んだらそれを合図と思ってくれ」
キラに対して答える。
「それで全軍出撃してになるね」
「俺達も当然行く」
次に名乗りをあげたのはシャッフル同盟だった。
「肉弾戦闘なら。遅れは取らない」
「これでメンバーは揃ったわけか」
アスランはその顔触れを見て呟く。
「頼みます、万丈さん」
「うん、任せておいて」
万丈はにこりと笑ってそのアスランに答えた。
「ちょっと頑張って来るからね」
「そういうことだ。それじゃあな」
「ええ、御武運を祈ります」
ラクスが宙に言葉を贈った。こうして彼等がまず潜入するのだった。
ニューヨークに入ると。グラドスの兵士達があちこちにいた。銃を持って険しい顔を見せている。
「あちこちにいるな」
「そうだね」
万丈が宙の言葉に応える。
「しかも市民が少ないね」
「ああ。おかしいな」
宙はそれをおかしいと言った。
「ここはニューヨークだろ?」
「そうだよ」
言うまでもないことだがそれをあえて言うのだった。
「それで何でこんなに人が少ないんだよ」
「敵に制圧されているからってだけじゃないね」
万丈はそれを察知して顔を曇らせた。
「何か。あるね」
「おい!」
ここで凱が向こう側を指差す。
「あそこを見ろ!」
「あそこ・・・・・・何ィ!?」
宙がまず驚きと怒りの声をあげた。
「あいつ等、何てことを」
「何かあるだろうとは思っていたけれどね」
万丈もまた顔を顰めさせていた。
「まさか。こんなことをしているなんてね」
「あいつ等・・・・・・」
グラドス軍が一般市民を虐殺していたのだ。一箇所に集めてマシンガンを放っている。それによりそこにいる女も子供も無残に死んでいった。
「貴様等っ!」
それを見て真っ先に飛び出したのは一矢だった。
「許さん!」
「一矢!」
その彼に京四郎が声をかける。
「今は動くな!」
「そんなこと言っていられるか!」
しかし一矢は彼のその言葉を聞こうとしない。
「一般市民を。子供まで手にかけるなんて・・・・・・あいつ等」
「ちっ、仕方がない」
京四郎はそんな彼をこれ以上止めようとはしなかった。
「俺も行く!後ろは任せろ!」
「京四郎!」
「俺も行くぞ!」
「俺もだ!」
凱と宙もそれに続く。
「あいつ等・・・・・・許さん!」
「その代償つけさせてもらうぜ!」
彼等もグラドス軍に
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