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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十話 銀河放浪
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「貴女の様に勝気で何にでも興味を示す女性ならね」
何気にいささか失礼なことを言う。
「来るわ」
「シェリルさん!」
「そうね」
カーシャを無視してベスに対して言う。
「どう接触するかだけどやってみる価値はありそうね」
「そうだな」
それにモエラも頷くのだった。
「ここの連中が頼りにならない以上それも一つの手だと思う」
「ベス、待ってったら!」
皆がそれに乗ろうとするところでカーシャは必死にベスに主張する。
「休戦なんて臆病者のすることじゃなくて?」
「臆病者か?」
「だってそうじゃない!」
彼女はさらに主張する。
「人質のおかげで敵が本気であたし達に仕掛けられないならこちらが有利な筈よ!勝てるわ!」
「コスモを欠いたままでか?」
ベスが言うのはそれだった。
「それで戦えるのか?」
「大丈夫よ!」
カーシャはここでも強気だった。
「コスモの代わり位あたしがやってみせる!」
「それでは同じだ!」
カーシャのその言葉を聞いてベスは怒った様に叫んだ。
「何ですって!?」
「コスモと同じだ!」
「コスモと!?」
「そうやって奴も先走り」
まずこう言う。
「その結果があれだ!」
「それは・・・・・・」
「いいか、カーシャ」
冷静さを取り戻したうえでカーシャに対してまた言った。
「俺達は生き延びることを考えるんだ」
「生き延びることを」
「そうだ」
またカーシャに言う。
「その為には少しでも可能性のある方法を試してみたい」
「しかしだ」
今度はジョリバが言った。
「休戦の申し入れはどうやるんだ?」
「申し入れか」
話は肝心のそれに移った。
「そうだ。通信の周波数もわからないしな」
「それならいい方法があるよ」
デクが来て言った。だがカーシャはその彼を叱るのだった。
「デク!」
「何だよカーシャ」
「ここは子供が来る場所じゃないわよ!」
「いや、いい」
だがベスはそれをよしとした。
「今はそんなことを言ってる場合じゃない」
これが彼の考えだった。
「デク」
「うん」
「よかったらその方法を聞かせてくれ」
「だからあれなんだろ?」
「あれ?」
「うん。要するに戦う気がないことを示せばいいんだろ?」
「ああ」
ベスもその言葉に頷いた。
「その通りだ」
「だったら」
そして頷くのだった。こうしてデクの話がはじまる。それは。
ブラジラーのレクリエーションセンター。ここにコスモとカミューラがいた。カミューラが彼を連れて来たのだ。
「ねえコスモ君」
緑の中でコスモに声をかける。
「気に入ってくれて?」
「ここがだね」
「そうよ。ブラジラー最大のレクリエーションセンターよ」
「うん」
コスモはまずはカミューラの言葉に頷いた。
「緑がきれいだ
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