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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十話 銀河放浪
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しょう」
「ええ」
「それは私達バッフ=クランの古い言い伝えです」
それが最初の言葉であった。
「昔バッフ星を治めていた女王が凶悪な怪獣にさらわれた時」
「言い伝えだな」
コスモはそれを聞いて述べた。
「おとぎ話っていうことか」
「世の中の光は消え緑は褪せ」
コスモの言葉の中でさらに言う。
「バッフ族は絶滅寸前にまで追いやられたといいます」
「そして一体」
「どうなりました?」
「そんな時その怪獣に立ち向かっていった凛々しい英雄がありました」
「英雄が!?」
「そうです」
ベスに対して答える。
「英雄は女王を助け出す為に怪獣に立ち向かいましたが」
話はしかし、という流れになった。
「その英雄の力では怪獣にかなうべくもありませんでした」
「それじゃあどうやってなんだ?」
ベスはすぐにそこが気になった。
「戦ったのは」
「そこにもたらされたイデの力を持つ果物によって」
これがカララの言葉だった。
「英雄は怪獣を倒したのです」
「そうだったのか」
「そして」
話はここで大団円となるのだった。
「女王を自分のものにした英雄は二人で平和にバッフ星を治めたということです」
「ははは」
コスモはここまで聞いて大笑いした。
「馬鹿みたいな話だな、全く」
「!!」
「そんなことで宇宙を旅して」
表情を一変させたカララに対してまた言い返す。
「その挙句に俺達に攻撃を仕掛けて人殺しだ!冗談じゃないよ!」
「それは」
怒ってきたコスモに対してまた言い返す。
「伝説を裏付ける事実が私達のバッフ星に残っていたのです」
「伝説が!?」
「そうです」
そしてまた言う。
「新しいエネルギーとしてのイデの存在を証明するものが」
「話は聞いたけれど」
シェリルはここまで聞いたうえで考える顔をしてカララに述べた。
「にわかには信じられないわね」
「私達を滅ぼす為の口実じゃないの?」
カーシャはこう考えた。
「結局のところは」
「何とも言えないな」
ベスは腕を組んで深く考えるが答えは出なかった。
「にわかには信じられない話だしな」
こう今のところの結論を出したその時だった。不意にまたサイレンがなった。
「敵か!」
「ベス!」
ハタリがベスに対して叫んで告げてきた。
「この宙域に何者かがDSアウトしてくるぞ!」
「バッフ=クラン」
ベスはまずはそれを考えた。
「それとも例の謎の敵か!」
「わからん。だが」
ハタリはそんな彼に対してまた告げる。
「マクロス7の方は既に迎撃態勢に入っているぞ」
「そうか」
「ベス!」
今度はコスモがベスに告げてきた。
「俺達もイデオンで出る!」
「頼むぞコスモ」
そんなコスモに対して素直に頼む。
「もうすぐブラジラーの宙域に入るからな
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