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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十話 銀河放浪
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シップもイデオンも亜空間の中にいた。そこでエキセドルは美穂達に問うていた。
「美穂君」
「は、はい!」
衝撃に耐えながらエキセドルに答える。
「シティ7は」
「何とか一緒にいます」
「そうですか。それならばいいです」
彼の心配はそれだった。だがそれが大丈夫だと聞いてまずは安心するのだった。
「ハタリ!」
ベスもまたハタリに問うていた。
「亜空間センサーで俺達がどこに向かっているかを調べろ!」
「し、信じられん!」
「どうした!?」
「俺達は通常では考えられん距離をDSドライブしているぞ!」
「!?またか」
「ああ!」
ベスに答える。
「このまま行くと二万光年近くを一気に飛ぶことになる!」
「何っ!?」
「俺達のDSアウト先・・・・・・」
驚くベスをよそに呟く。
「まさか」
また光に包まれ。そして。
ゲペルニッチはこの時呟いていた。艦内で。
「ギギルめ」
ギギルの名を忌々しげに呟いている。
「シビルを甦らせたか」
「ギギル司令は例の船団と共に銀河の果てへと飛ばされたようです」
そんな彼に前にいる兵士が報告する。
「如何致しましょうか」
「捨て置け」
だがゲペルニッチはそれをよいとした。
「宜しいのですね」
「我が夢を実現すべき種子は他にもある」
「それでは」
「うむ」
ここで彼は仮面を外した。するとそこから豊かな金髪を持った女と見紛うばかりの美しい顔があった。それがゲペルニッチの素顔であった。
「新たな指揮官をもう一つの船団へ回す」
「左様ですか」
「そうだ。それにより貴重なサンプルを捕獲するのだ」
「サンプルを」
「五十万周期の時を経て我が夢」
そしてまた呟く。
「スピリチアファーム。今こそ叶う時が来た」
呟きと共に何かを見ていた。それは彼にとって間近に迫ろうとしていた。

第五十話完

2008・3・8

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