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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十話 銀河放浪
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んな時に」
「むっ」
その動きはダミドとて知っていなかった。その証拠に顔を歪めさせている。
「まさかあの部隊は」
その間に前方のバッフ=クラン軍からミサイルが放たれる。そのミサイルのうちの数本がブラジラーに命中する。
「しまった」!」
デクがそれを見て悲鳴をあげた。
「ブラジラーが!!」
「何でこんな時に!」
カーシャモ叫ぶ。
「あそこにはまだコスモがいるのよ!!」
そのブラジラーの中で爆発が起こる。そして。そのダメージがさらに加えられていくのだった。
あちこちが壊れ倒壊していく。カミューラはそれを見て呆然としていた。
「そ、そんな」
破壊されていくそのブラジラーを見ながらの言葉だった。
「ブラジラーが何も出来ないまま崩壊していくなんて・・・・・・あっ!」
側の建物が倒壊しその一部がカミューラを襲うのだった。
「司令!」
「うう・・・・・・」
瓦礫の下に埋もれてしまった。全身が痛む。もう手遅れだった。
「大丈夫ですか!?」
「いえ・・・・・・」
そのことは彼女が最もよくわかっていた。
「もう私は・・・・・・」
その時だった。コスモがカミューラのところにやって来た。
「カミューラさん!」
「コスモ君・・・・・・」
そのコスモを見て顔を上げる。だがそれだけでも痛みが走る。
「無事だったのね。よかった・・・・・・」
「俺は・・・・・・」
「もういいのよ」
また優しい声を彼にかける。
「だからもう」
「今すぐここを」
「いいのよ」
コスモの申し出に首を横に振るのだった。
「貴方だけで」
「けれど・・・・・・」
「貴方はもう大丈夫だから」
またコスモを気遣う言葉を述べた。
「だから・・・・・・行きなさい」
「カミューラさん・・・・・・」
「総員脱出」
司令として最後の指示だった。
「コスモ君も・・・・・・」
「うう・・・・・・」
目を閉じるカミューラを見て。コスモは。
「うわあああああああっ!」
叫んだ。彼の中で何かが起こったのだった。
イデオンの中ではカーシャが叫んでいた。
「守っているだけじゃこれ以上は無理よ!」
彼女らしい言葉だった。
「あたしがAメカに乗るわ!」
「無茶はよせカーシャ!」
「だからって!」
モエラの制止も聞かない。
「このままじゃやられるのを待つだけよぉっ!!」
「それでも!」
「コスモがいないから仕方ないじゃない!」
彼女の言い分はこうであった。
「だから、行くわよ!」
「こうなっては、か・・・・・・」
モエラも諦めかけたその時だった。不意に足音が聞こえてきた。
「んっ!?」
「行くぞカーシャ、モエラ!」
「コスモ!」
コスモだった。彼が来たのだ。
「大丈夫なのか御前」
「ああ!」
モエラに応える。そのまま
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