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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十話 銀河放浪
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からだ」
(そして)
これは心の中の言葉だった。
(失敗した時にはギジェの責任にすればいいのだ)
こう心の中で呟いた。だがそれは誰にも言わず戦いに赴くダミドであった。
その時。ソロシップの中は混乱状態に陥っていた。
「何故だ!」
最初に叫んだのはベスだった。
「あの白旗が何故いけない!?我々は降伏してもいいという合図だ!」
「違います」
しかしそれにカララが異を唱える。
「カララさん」
「白旗、白いハンカチ、白い手袋を投げる」
「手袋を」
これは皆わかった。何を意味するのか。
「全て挑戦の合図です」
「手袋はそうですが」
「しかし」
「しかも」
カララの言葉はそれでも続く。
「相手を地上から一人残らず殺すという最大級の宣戦布告の合図です」
「そんな、白が」
「どうしてよ!」
「どうしても何も」
デクとカーシャの言葉に困った顔になるがそれでも言うのだった。
「それがバッフ=クランの文化ですから」
「それじゃあ」
それを聞いたベスが問うた。
「停戦の合図とは」
カララ「イデオンの色です」
「赤なのか・・・・・・」
「そうです」
ベスの言葉に答えた。
「それが停戦の色なのです。血の色こそが」
「あの色が。しかし」
ベスは言う。
「あの旗を御前達の仲間が見たということは」
「こちらへ総攻撃を仕掛けてくるでしょう」
「くっ!」
「何でこうなるのよ!」
「こうなったらもう掲げることはない!」
ジョリバはこう判断しすぐに通信を入れた。そこは。
「モエラ、ロッタ!」
「何だ!?」
「何ですか?」
やはり驚いている二人に対して言うのだった。
「旗を降ろせ!」
「えっ、旗をか」
「そうだ!」
モエラに対して叫ぶ。
「そいつは戦いの印なんだとよ!」
「な、何ですって!?」
「嘘だろ!?
ロッタもモエラもそう言われて驚きを隠せない。
「白旗が戦いの合図なんて聞いたことないぞ!」
「まさか・・・・・・」
「こんなことに・・・・・・」
美穂もサリーも呆然としている。しかしエキセドルだけは冷静さを保ったまま呟くのだった。
「文化が違えば常識も違う」
彼にはわかるのだった。
「バルマー戦役時の私達と地球人がそうであったように」
「敵機、来ます!」
サリーがそのエキセドルに報告する。
「どうされますか!?」
「止むを得ません」
エキセドルはすぐに判断を下した。
「バルキリー及びデトロイドを」
「わかりました」
「あっ!」
美穂が頷いたところでまたサリーが報告をあげる。
「エキセドル艦長!」
「何でしょうか」
「新たな機影!」
前にいる敵が間近に近寄ったところでであった。
「周囲にフォールドアウトした艦があります!」
「何っ!?」
「そんな、こ
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