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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十話 銀河放浪
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(機体は地球人タイプのものです」
まずはそれが重要であった。
(そんな筈が)
「エキセドル艦長」
またベスが彼に声をかけてきた。
「はい」
そしてエキセドルもそれに応える。
「何でしょうか」
「私はこれでソロシップに戻られるのですね」
「はい。ソロシップも何かと大変で」
言葉が少し苦笑いになっていた。
「それでまた戻っておきたいのです」
「ソロシップも忙しいのですね」
「何人かトラブルメーカーがいまして」
これは本当のことだった。
「本当に色々あります」
「トラブルメーカーですか」
「そうです」
またエキセドルに答えるのだった。
「特にコスモの奴は」
「コスモ君!?ああ」
彼についてはエキセドルももう知っていた。
「彼ですね」
「そう、あいつです」
困ったような笑顔を見せながらまた答えてきた。
「シェリルさんも大変ですがあいつは特に」
「あの赤いアフロヘアの」
「最初は何かと思いましたよ」
確かに奇抜な髪型である。それで彼もコスモをすぐに覚えたのだ。
「また随分派手な髪型をしているなと」
「確かに。あれは」
「しかもです」
さらにそれだけではなかったのだった。
「あいつのあの性格」
「かなり強情なところがありますね」
「それだけではないんですよ」
コスモが問題なのは強情なだけではないのだ。
「かなり乱暴で反抗的で」
「元気がいいと」
「随分と好意的に見ればそうなりますかね」
だがかなり懐疑的であった。今のエキセドルの言葉には。
「かなり、ですが」
「そうでしょうか。ああした若者は結構いますが」
「そうなのですか?」
「はい」
またベスに対して答えてみせてきた。
「以前何人も拝見させて頂いています」
「コスモみたいな奴を何人も」
「アムロ=レイ」
この名前が出た。
「彼もまた」
「アムロ=レイ。まさか」
その名を知らない筈がなかった。誰でも知っている名前であった。
「ロンド=ベルの伝説のエースですか」
「彼とも一緒にいたことがありますので」
「また何処で」
「ロンド=ベルです」
こう答えてみせてきた。
「そこで共に戦っていたのです」
「そうだったのですか!?」
「御存知なかったのですか」
今度は思いきり驚いた顔になるベスに対して問い返した。
「それを」
「ええ、それは」
本当に知らないベスであった。
「今はじめて」
「そうだったのですか」
「すいません、知りませんでした」
それをまた述べる。謝罪で。
「謝る必要はありません。ですがそうした理由でロンド=ベルは知っていますので」
「そうなのですか」
「そうです。宜しく御願いします」
何はともあれそれはわかった。ベスはエキセドルとの話を終わらせた後でソロシップに戻った。戻る
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