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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十九話 ディスコード=ハーモニー
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入って下さい」
「了解。迎撃用意に入ります」
といってもバルキリーはいない。この艦には有人のバルキリーは搭載されていないのだ。それが難点でもあった。
「無人機を出しますか?」
「そうですね」
サリーの言葉に応えて述べる。
「ではデトロイト部隊を」
「デトロイトをですか」
「バッフ=クランの戦闘機はかなりの機動力を誇ります」
これもまたベスの報告から知っていたのだ。
「バルキリーもいいですが接近された時の為に」
「その時に備えてですね」
「そうです」
それが彼の考えであった。
「デトロイト部隊を出して下さい」
「わかりました。デトロイト部隊スタンバイ」
このデトロイトもまた無人機である。だから装備扱いとなっている。
「あと。やはり」
ここで念には念を入れるエキセドルであった。
「バルキリーも用意しておきましょう」
「バルキリーもですね」
「用心の為です」
これもまた彼の考えであった。
「それで御願いします」
「わかりました。それではバルキリーもまた」
「用意します」
美穂とサリーが述べた。デトロイトが出撃しバルキリーの用意が為された。
ところでここで。美穂が不意に楽しそうに話し出したのであった。
「そういえばですね」
「何でしょうか」
「あちらの戦艦ですけれど」
「ソロシップね」
「そう、そのソロシップにね」
サリーに応えるその顔も楽しそうに笑っていた。
「凄い美人の捕虜がいるらしいわ」
「美人の!?」
「一度見てみたいと思わない?」
そうサリーに提案するのだった。
「一度でもね」
「まあ悪くはないわね」
サリーもそれに乗るのだった。意外とミーハーなようである。
「けれど戦闘の後でね」
「戦闘の後ね。わかったわ」
「そういうことでね。そのソロシップだけれど」
あちらでも動きが見られた。
「あの赤いマシンが出て来たわよ」
「イデオンね」
「そう。さて、どうなるのかしら」
彼女はまだイデオンのことをよく知らなかった。だから半信半疑といった顔で見ているのだった。
「かなり強そうだけれどね」
そのイデオンでは。コスモがまた怒鳴っていた。
「くそっ!」
その顔からあまり出撃したくなかったことがわかる。
「俺達はまだロクにこのイデオンのことがわかっちゃいないんだぞ!」
「敵が来てるんだから仕方ないじゃないの!」
しかしそんな彼をカーシャが叱る。
「相手はソロ星を襲ったバッフ=クランなんだからあたしの手でやっつけてやるわ!」
「出てきたか巨神め」
そのバッフ=クラン軍にはギジェもいた。彼は顔を強張らせてイデオンを見ていた。
「こちらも重機動メカを使う以上パワー負けはない!」
「ギジェ」
ダミドがそのギジェに声をかけた。
「手筈通り行くぞ」
「うむ」

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