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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十八話 導かれる魂、銀河で
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であることを思い出した。
「あんたは言語学の専門だったな」
「そうだったな」
「ってことはだ」
またコスモは言う。
「巨大ロボットになった時の名前なんじゃないの、イデオンってさ」
「そうかな」
「遺跡に残された第六文明人の言葉の中にイデオンって出てくるけど」
シェリルはコスモとベスに対して首を傾げてからまた言った。
「本当の意味はまだ」
「言語学者の卵ともあろうお方がこの半年に何を調べてたんですかね?」
「それは」
ベスの嫌味にも顔を顰めるだけだったがここで。また二人やって来た。
「よお」
「来たかベス」
「どうだジョリバ、テクノ」
二人の若い軍人に対して声をかける。
「少しはこのメカについてわかったのか?」
「設計図のコピーはシェリルさんからもらったよ」
「後は各メカに操縦席と武器を取り付けておいた」
「しかし」
コスモは二人の説明を聞いてもまだ顔を顰めさせていた。
「このメカやたらと隙間があるんだけど」
「武器を付けるのを忘れたんだろ?」
ジョリバはこう考えていた。
「これを造った第六文明人とかがさ」
「そうか」
ベスはジョリバのその言葉に頷いた。
「武装化されたなら戦力として期待出来るな。モエラ」
今度はモエラに言葉をかけた。
「御前はここに残ってあいつの操縦方法を調査してくれ」
「わかった」
「じゃあ後は頼んだぞ」
ベスはここまで言い伝えてその場を後にする。しかしコスモとジェリルはそんな顔を苦い顔で見送って言い捨てるのだった。
「軍人め!」
「私達の基礎調査がなければ何にも出来ないくせに!」
これは偏見だった。その偏見を表に出した二人のところにデクがやって来た。
「コスモーッ!」
「何処へ行ってたんだデク!」
コスモはそんなデクを叱った。
「勝手に動くんじゃない!」
「それどころじゃないわよ!」
しかしそこに来たのはデクだけではなかった。カーシャもいた。
「この遺跡すごいものが埋まっているんだから!」
「すごいもの!?」
「ジョリバさん」
シェリルはそれを聴いてすぐにジョリバに顔を向けた。そうして言う。
「エンジニアである貴方に見てもらいたいものがあります」
「その埋まっているすごいものって奴をか?」
「ええ」
そう言ったところで。またサイレンが鳴った。
「今度は何だ!?」
「このサイレンは」
モエラが顔をしかめさせる。それから言った。
「敵襲だ!」
「何だって!?」
「空を見て、コスモ!!」
カーシャが上を指差す。するとそこにいたのは。
「あいつ等この前の奴等だ!」
「通信機がさっきから道の言語を拾っているわ」
シェリルはこの時通信機を見ていた。
「その中に頻繁にバッフ=クランって言葉が出てくるわ」
「そうか」
デクはそれを
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