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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十八話 導かれる魂、銀河で
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る軍人蔑視を隠そうともしない。
「怒鳴り散らすぐらいしか能がないんだ」
「ところでコスモ」
「何かな」
シェリルがコスモに声をかけてきた。
「頼みがあるの」
「頼み?」
「ええ。このメカを運んで欲しいのだけど」
こう頼むのだった。コスモはそれを受けてまずは問うた。
「それはいいけれどさ」
「何?」
「運ぶって何処へさ」
問題はそこであった。それを問うのだった。
「こんなでかいのをさ」
「第二発掘現場よ」
それがシェリルの返事であった。
「あそこに御願いするわ」
「そこに何があるの?」
「行けばわかるわ」
カーシャにも答える。
「それでね、カーシャ」
「ええ」
「デクもだけれど」
「僕もなんだ」
「そうよ。貴方達も手を貸してもらうわよ」
「何かな」
コスモはそんなシェリルの言葉を聞いて首を捻って言う。
「あんたもベスに劣らず勝手な人だよ」
森林で。ベスはぼやいていた。今の自分達の置かれた状況に。
「全く!」
苦い顔で呻いている。
「ソロ星に来て二年、折角同胞が来るというのにこんな事態になるとはな!」
歯噛みさえする。その時だった。
「!?誰だ!」
木の葉が揺れる音に顔を向けると。そこに先程の女がいた。
「危ない!!」
咄嗟に何かが襲って来たので彼女を庇う。それから女の顔を見ると。
「御前は」
ここで彼女に気付いた。
「さっき発掘現場にいた」
「私は」
「見慣れない顔だな」
ベスは彼女に構わず言葉を続ける。
「マクロス7船団の者か?」
(この男)
女は女で考えていた。
(巨神に乗り込んだ者の一人)
「マクロス7じゃそんなファッションが流行ってるのか?」
「ファッション!?」
「今厄介なことが起こってるんだ」
ベスはここでも彼女に構わず自分の言葉を続けた。
「向こうへは近づかない方がいい」
「そうなの」
「ああ、名乗ろう」
ここで自分で言葉を続けるベスであった。
「俺はジョーダン=ベス」
こう名乗った。
「士官候補生だ。あんたは何て名前なんだ?教えてよ」
「名前?」
「そうだよ」
女に対して応える。
「こっちから名乗ったんだし。別にいいだろう?」
「カララ=アジバ」
女はベスに応えて名乗った。
「いい男」
「ははは、そりゃどうも」
そう言われてベスも悪い気はしなかった。それで笑って言葉を返す。
「あんたみたいな美人に言われるのは嬉しいが今はデートは出来ないんだ」
「デート・・・・・・」
「そうさ。ここをまっすぐ行けばニューロピアの街への近道だ」
またここでも言葉を続ける。
「危ないから帰った方がいいぞ」
「そう・・・・・・」
「ありがとうって言ってさ」
また言葉を返すベスだった。
「帰ってよ。デートは明日しよう」

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