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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十八話 導かれる魂、銀河で
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そう」
シヴァーに答える。
「無限力」
そしてまた言った。
「アルファであり、オメガである力のね」
「アルファであり、オメガであると」
「そう。つまり」
また述べた。
「神鳴る門、クロスゲートの出現」
次に出た言葉はこうであった。
「ここ数年に渡る破壊神共の急激な増殖。もしやとは思っていたが」
「では」
「ああ、最後の試練の時が近づいているようだね」
「最後の試練の時が」
「そうなんだよ」
またシヴァーに述べた。
「この銀河、いや宇宙に終焉が訪れるんだよ」
「ならば無限力の源を一刻も早く突き止め、我等のものに」
「無限力を手に入れるのかい」
「そうです」
シヴァーは現実的なことを述べたつもりであった。
「そうすれば我等もまた」
「残念だがそれはできない」
しかし彼はこうシヴァーに告げた。
「!?では一体」
「あれは手に入れるものじゃない」
これが帝の言葉であった。
「滅ぼすべきものだよ」
「でなければ我々が消滅することになると?」
「そうなんだよ」
今度はこう述べた。
「でなければ僕達は永遠に繰り返される死と新生の輪廻から逃げられない」
「この輪廻から」
「だからシヴァー=ゴッツォ」
彼の名を呼んだ。
「計画を急ぐんだ。無限力に導かれし者達の意思を」
今度はこう述べた。
「その僕達をあまねく世界から消し去る為に」
こう告げるのだった。
「死と新生の輪廻を断ち切る剣を僕の下へ」
「御意」
シヴァーもその言葉に一礼する。これで彼等の会話は終わった。
「さて。僕はこれで」
「戻られますか」
「うん。イデが出たのなら話はいよいよはじまる」
不敵に笑いながらの言葉であった。
「だから。また瞑想に入るよ」
「わかりました。それでは」
そう言って姿を消す。彼等も何かが動こうとしているのを感じていたのだった。
イデオンと呼ばれる巨神と異星人バッフ=クラン。彼等もまた導かれていた。
終焉の銀河に響く戦鐘は新たな戦雲を呼ぶのであった。
その頃超長距離移民船団の一つマクロス7船団の旗艦であるマクロス7においても何かが起ころうとしていた。
彼等は巨神の目覚めに呼応するかの様にはソロ星へ到着しようとしていた。
「新西暦二二六年」
エキセドルが言う。彼がこの艦の艦長なのだ。
「メギロード船団と別れて三十五年」
言葉はただ事実を述べただけの無味乾燥としたものであった。
「我々マクロス7船団は地球から遠く離れたこの星系にて同胞である地球人類からの通信を受けた」
そう言葉を続けながら航海日誌を書いている。
「彼等は我々と同様に超長距離移民船団の一員であり居住可能な惑星を発見したとのことだ」
さらに書く。
「そして彼等は発見した惑星A−7に移住を開始し既に二年が経過している
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