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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十八話 導かれる魂、銀河で
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で見た宇宙船じゃない」
「じゃああれか」
コスモもそれを聞いて叫んだ。
「あれが御前達の言っていたすごいものか!」
「おいジョリバ!」
ベスがジョリバに問う。
「メインエンジンがかかったのか!?」
「知らん!」
しかし彼の返答はこうであった。彼等は今その巨大な戦艦の中にいる。
「俺はシェリルに言われてエンジンを調整中だったんだ!」
「何っ!?」
ベスはそれを言われて顔を顰めさせた。
「じゃあ何で動いたんだこの艦は」
言いながらシェリルに顔を向ける。そして。
「シェリル!」
「何よ!?」
「俺達に何を隠してる!?」
「隠してないわよ何も」
彼女はすぐにこう言い返した。むっとした顔で。
「皆教えたわよ!」
(待て)
カララはその戦艦を見ながら。また一人思索に入っていた。彼女も艦内にいるのだ。
(この艦も地下に埋まっていた。イデの巨神と関係があるのか?)
その時だった。艦内のゲージが光った。それもかなり強く。
「な、何だ!?」
ハタリがそれを見て最初に驚きの声をあげた。
「このゲージは!」
「これは」
だがベスには。それが何なのかすぐにわかった。
「あのロボットと同じものだ!」
「あのロボット!?」
「そうだ、イデオンの。むっ!?」
話すその側から。また異変が起こるのだった。
「か、艦長!」
サリーが驚きながらエキセドルに報告する。
「あの艦は亜空間飛行に入る模様です!」
「いけませんね」
エキセドルはそれを聞いて冷静に述べる。
「本艦も緊急フォールドです。このままでは巻き込まれます」
「駄目です!」
しかし美穂が言う。
「間に合いません!」
「それでしたら」
それを聞いても。彼の冷静さは変わらない。
「総員対ショックです」
「は、はい!」
「わかりました!」
こうしてイデオン達は何処かへと消えた。その時ギジェ達は母艦に戻って上官に対して報告をしていた。モニターに赤い髪の気の強そうな女がいた。
「では妹は」
その女は話を聞きながら述べていた。
「カララはそのロゴ=ダウの異星人の艦に乗っていると申すか?」
「はい」
ギジェが彼女に報告する。
「カララ様がお持ちになっております発信機の信号から察するに」
「そうか」
「ハルル様」
ここでギジェは女の名を呼んだ。それからまた報告する。
「発信器は約十万光年の探知範囲を持っています」
「十万年光年か」
「そうです。奴等がDSドライブを使いこの銀河の何処へ逃げようともカララ様を発見し必ずや保護します」
「待て」
「!?」
しかしハルルはここでギジェを制止するのだった。
「何か」
「その必要はない」
「どういうことですか、それは」
「聞けば妹の行動は身勝手ゆえのもの」
それがハルルの考えであった
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