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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十七話 楽園からの追放者
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あった。
「和歌山の海岸に。敵が現われました!」
「何だと!?まさか!」
「はい。そのまさかです!」
彼等はこう報告し続ける。
「ロンド=ベルです。もう布陣を終えています!」
「来たのか!ここにまで!」
「おい、今度は和歌山かよ!」
シンもいる。彼が敵に対して叫ぶ。
「相変わらず何処にでも出て来るよな!手前等!」
「くっ、ここにも来たのか」
アクセルはそのことをまた呻いた。
「しかしだ。だからといって退くつもりはない」
「そうかい。じゃあ撃退してやるぜ!」
シンらしい言葉であった。
「ここでな。覚悟しな!」
「覚悟なぞという言葉は知らないな」
アクセルの言葉は冷淡な響きを持っていた。
「ただ戦うだけだ。それがシャドウミラーだ」
「相変わらずだな、あんたも」
今の彼の言葉を聞いたカガリが呟く。
「いい加減わかろうとはしないのか」
「御前と同じ頭なんだろ」
そのカガリにシンが言う。
「構造レベルがな」
「何だとっ!?」
「うっ、またはじまったのか」
アスランはそんな二人を見て顔を顰めさせていた。
「どうしてあの二人はこう」
「御前に言われたくはない!」
カガリはムキになってシンに言い返す。
「御前だって何だっていうんだ!」
「俺はザフトのトップガンなんだよ!」
「それがどうした!」
「士官学校だって首席だったんだ!」
「嘘つけ!」
カガリは速攻でそれを否定する。
「御前が勉強できる筈がない!」
「記憶力だけはよかったからな」
「そうですね」
ディアッカとニコルはそれは知っていた。
「一応問題憶えるのだけはしていたからな」
「あと実技はできましたから」
結局士官学校の成績では頭はわからないということであった。
「どうして御前みたいな馬鹿が!」
「俺が馬鹿だと!」
「それ以外に何が見える!」
「じゃあ御前は宇宙一の馬鹿だ!」
言うに事欠いてシンもかなりのことを言う。
「この馬鹿女!胸も尻もないマナ板!」
「マナ板ァ!?」
「しかも背も高くないしな」
「いや、シン君もねえ」
「はい」
それを後ろから聞いているユウナとアズラエルが話をしていた。
「いつもながら見ているねえ」
「全くですね」
「こら、御前等!」
カガリはその二人にも矛先を向ける。
「御前等が言ってどうする!」
「だってねえ」
「本当のことですから」
二人も情け容赦がない。
「いや、僕としてはね」
「何だ、ユウナ」
「このまま嫁の貰い手がいないんじゃないかって本気で心配だし」
「気持ちはわかります」
アズラエルも同じことを考えていた。
「このままでは確実に無理かと」
「やっぱりそうですよね」
「そこまで言うか」
「では言われないようにだね。してもらわないと」
「少な
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