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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十七話 楽園からの追放者
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二人はこれで撤退しようとする。しかしそれをギリアムが制止しようとする。
「待て!!」
「待てと言われて待つつもりはないわ」
レモンはこう告げて撤退に入るのだった。
「じゃあね、ヘリオスさん」
「また会おう」
ヴィンデルも彼に言ってきた。
「例の機能を回復させた後でな」
二人の姿が消えた。完全にであった。
「反応が消えた」
レーツェルがヒュッケバインのレーダーを見ながら呻く。
「追跡は・・・・・・不可能か」
「くっ!」
ギリアムはそれを聞いて歯噛みした。
「ここまで来て・・・・・・!」
「まだだ」
だがここでアクセルが彼等に告げてきた。
「まだ終わりではないぞヘリオス」
「知るまい」
その彼にギリアムは言うのだった。
「御前達は知るまい」
「!?何をだ」
「この世界は我々という異物を受け入れながら奇跡的なバランスで保たれている」
「何っ!?」
「本来なら崩壊していてもおかしくはない」
そう言うのだった。真剣な顔で。
「有り得ないのだ、この様な世界は」
「ならば」
アクセルはその言葉を聞いて怪訝な顔になった。そして言う。
「何故俺達はこの世界は存在し続けている?」
「何かの力が」
ギリアムは呟く。
「何者かの意思が作用しているのだ」
「何者かのだと?」
「さながらこの世界はその者が作り出した実験室のフラスコ」
ギリアムはこの世界をフラスコと表現した。
「その実験の結果が出た時我々の存在は」
「だから干渉をやめろと言うのか」
「そうだ」
ギリアムは言う。だがアクセルも言うのだった。
「もう遅い」
「遅いだと」
「そうだ。この世界を創り出した者が何であろうと俺達を導いた者が誰であろうと」
こう言うのだ。
「俺は俺の意思で俺の信じるものの為に戦っている」
「・・・・・・・・・」
ラミアはそれを黙って聞いていた。あえて何も言わない。
「だからだ。退かん!」
「ならば!」
ゼンガーがそれに応えて叫ぶ。
「ここは退けん。我等もまた己の信念の為に」
叫ぶのだった。
「この世界を存続させる為に戦っている!」
「いいだろう。ならば」
アクセルもゼンガーのその言葉を受けた。
「どちらの方法が正しいか、ここでその答えを出すまでだ!」
そしてソウルゲインのスイッチを押した。
「リミット解除!ソウルゲインよ御前の力を今一度奴等に示せ!!」
その力を解放する。それでラミアではなくゼンガーに対して突き進むのであった。
「相手にとって不足なし!」
ゼンガーもその彼に受けて立つ。
「いざ尋常に勝負ッ!!」
二人が激突しようとする。しかしその時だった。
「待ってくれ」
キョウスケが来たのだった。
「どういうわけだ」
アクセルを見ながら言う。
「今の御前を見ていると俺
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