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霧の向こうのハーレム
ハーレム生活
プロジェクトM
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け村から遠ざけるためにわざとやったことなのです。本当に申し訳ありません。」
「私があんたと森で会ったのも半分は計算したモノだったの。シロウーサに遭ったのは偶然だけど。」
「理沙ちゃん、シロウーサに遭ったってホント?いいなぁ。」
「さあ遼。お主のための宴じゃ。ささっ、飲め飲め。」

 なるほど、そういうわけか。サプライズのつもりか。俺のための宴、いい響きだ。ただの高校生だった俺には身に余る光栄だ。
 けど村長。俺酒は飲めないです。
 その後呑めや歌えやのドンチャン騒ぎで村は一晩中騒ぎ回った。そしてどういうわけか翌朝、俺は自分に充てられた家のベッドで目を覚ました。

「ううん……、頭が痛い。」

 昨日のことを何も覚えていない。森の中で理沙と会ったことしか覚えていない。

「何があったんだ?」

 そこで俺は気づくべきだった。俺の他にベッドに人がいることに。
 それは布団を被っていたが明らかに人の形をしている。
 俺はそーっと布団を捲ってみた。そして、

「よう、おはようさん。遼。」
「Nooooooo!?」

 中にいたのは村長さんでした。なぜだ、なぜ村長なんだ!?なぜ彼女たちでない。はっ、まさか俺村長に………。

「いやー、昨日はすごかったのー。」

 昨日はすごかった?何が?HQ何があったんだ?

「さて、ワシは帰るとするかの。」

 村長は何事もなかったかのように家から出て行った。
 そして俺は昼に鈴音が訪ねてくるまでベッドでフリーズしていた。
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