11.失われた聖夜の続き
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
四隔離施設でシオンに出会った時にいた白衣の男だ。
そして、白衣の男は王の右手のようにいのりの胸の前に手を出す。
その瞬間、まばゆい光が現れる。
それは、まるでヴォイドを取り出す時のように。
いのりの方に気がいっていた隙に、ウィーン!!、という機会音が大きくなりその姿を現した。
「黒い.....シュタイナー」
あの男のように空間を割っていきなり黒のシュタイナーが現れ、シオンを捕まえる。
「いのり!!!」
「シオン!!!」
「あなたにはがっかりですよ」
「アッは!!捕マえた!!」
黒のシュタイナーに斬りかかる。
だが、それは何かに弾かれる。
「うぁっ!!クソッ!!.....ヴォイドが!?」
俺のヴォイドは弾かれた瞬間、その姿を消した。
「王の器を得ながら、いつまでも虚ろなままで.....ここでお別れです、さようなら.....オウマシュウ!!」
白衣の男はいのりのヴォイドで高く振り上げ、そのまま、集に振り下ろす。
「集ぅぅっ!!!」
血が飛び散る。
赤い血が......。
だが、それは集のものではなかった。
それは.......集を助けに身代わりとなったガイのものだ。
ガイは倒れこむ。
「ガイ!!」
「だから、ほっと....けないんだ....お前は」
「ガイ!!しっかり!!」
ガイはグッタリとする。
「ガイ!!ガイ!!ガイィィ!!!」
「嘘.....だろ」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ