11.失われた聖夜の続き
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「いのりちゃんも葬儀社」
「答えろよ、シュウ.....そんな奴らをどうして助けたい.....潤のことも助けられなかったのに....テロリストなんだろ、そいつらは!!」
潤君....あの、倉庫にいた少年。
集が八尋を守るため....潤君を潤君のままでいさせるために殺めた少年。
「僕にもなにかできるって信じてくれたから!」
集が声をあげる。
「葬儀社のみんながいなかったら今でも僕はいなくていい人間だった!そのみんなが困っていて僕には、やれることがある。だから!!お願いします!!!」
皆に集が頭を下げる。
みんなは少し考えるが心は決まったようだ。
「よし、行こう!!ここにいたって無事って保証はないんだろ。だったら動く方がいいじゃん」
やっぱり、颯太だな。
「颯太君らしいね」
「私にも無関係というわけではなさそうね」
「ありがとう、八尋」
「俺だって、潤が必要としてくれなければ、とっくにいなくていい人間だった。.......同じだろお前も」
「それじゃあ、行こうか、ガイをいのりをシオンを葬儀社のみんなを助けに」
俺たちは今、地下の抜け道を通って空港へと目指している。
「こんなところに道があったんだ」
「これなら軍に止められずに空港近くまで行けるな」
地下道を抜けて地上へとつく。
そこは空港近くの道に出た。
やはり、軍の連中がいるが数はそれほどはいない。
見つからないように俺たちはバギーに乗り込む。
「行くよ、みんな!!ツグミ、出して!!」
『アイアイ!振り落とされないようにね!!』
バギーを発進させ羽田空港へと向かった。
待ってろ、シオン、綾瀬!!
空港へと目指してバギーを爆走させていると空から歌が聞こえる。
今度は優しい歌声だ。
まるで空そのものが歌ってるかのように聞こえる歌を歌っているのは......いのりとシオンだ。
「いのりだ.....いのりが歌ってる!」
「シオン.........待ってろよ」
『前方バリケードあるよ!』
ふゅーねるから聞こえるツグミの声が告げる。
前方に軍の連中がバリケード立て銃を構えている。
『止まれ!!侵入者は実力排除するぞ!!』
「供奉院さん!!」
バギーの上にいる集が叫ぶ。
「お使いなさい」
『打てぇぇ!!!』
一斉に銃弾が発車される。
だが、供奉院のヴォイド......鎧の盾が銃弾をバギー当てることを許さない。
バギーはそのままバリケードを破壊して先に進む。
橋へと侵入すると上空のヘリからミサイルが飛ばされてくる。
それを供奉院のヴォイドで弾く。
弾かれたミサイルは橋
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