過去話〜二人の少女
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俺の研究所には、普段ではあまり見ない女の子がいる。
この施設には少年少女の割合は3:7ぐらいの割合で男の数は少ない。世界最強の兵器ISがあるから仕方がないだろう。別に俺は将来はスーパーロボットを造って簪様のプレゼントにできるかなと思って居るくらいで、ただ遊ぶだけの玩具さえ確保できればそれでいいと思っているくらいだ。ISを超える兵器を造ってしまった俺が言うのもなんだけど、俺は動かせるからと言ってその力にあやかる気はさらさらない。実際、戦闘能力は高い方だから警察相手に遅れを取る気はないし、生身の軍人相手でもIPSと炎や風の力を閉じ込めたエレメント・コアを使用すれば遅れを取ることない。IS相手にはシヴァをはじめとするレジェンド・コアを使えば勝てる。
『まぁ、私たち相手に喧嘩を売るときにISを持ち出す馬鹿はいないでしょ』
シヴァたちの見た目は人間に見えるからな。
―――閑話休題
そして今はEv.2の紺野楊香が遊びに来ていた。
「それにしても、祐人さんってすごいですね。戦えてこんな発明を造れるなんて」
「褒めても欲情しか出ないぞ」
「いや、兄さん。さすがにそれは………」
「アタシで……いいなら……」
「「その反応もおかしい」」
おそらく冗談だろうけど、ちょっと本気だったら困るなぁと言うのが本音だ。
確かに俺は周りから天才だとか言われているし俺もそう思っている。けど言う気はさらさらないし、例え無理矢理やらせる国家がいれば即消すつもりだ。
楊香は活発的なのだがそのくせISでの戦闘では近接よりも射撃が上手く、近接の間合いに入られたら銃剣で追い出しつつ射撃で至近距離から直撃させる攻撃を使用する。IS世代で言う紺色の第三世代型IS『シュツルム』を使用しており、ビット兵器とマルチロックオン・システムを積んでいる。世界ではまだ第二世代型ISができた段階なのだがな。
「………これはどうしようか……?」
そう言いながら目の前の深紫の第三世代型IS『テンペスト』を見る。それにはマルチロックオン・システムとビット兵器を積んでいるが、近接と機動に特化していて並みの操縦者には操縦できない。おそらく、代表クラスでも扱えないレベルだろう。さらに追記すればその二つは念の為であり、ビット兵器はフォローのためブレードなどは暮桜の雪片よりは劣るが強力な武装を搭載している。
「いっそのこと、解体して『シュツルム』を強化してくださいよ〜」
「二機は同時運用を想定して開発したからな。できれば残しておきたいって言うのが本音だ」
と言ってもこれはわがままに過ぎないんだが。
■■■
あのまま考えていると、俺は克己から自室
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