第3巻
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必用としていない。戦争に参加したのは自分の計画の為だけ。ましてや、完全なる世界に掌の上で踊らされている輩共の下で動く訳があるはずがないのだ。
― なかなか不味い状況になってしまったな。我が主の話を信じるのならマダラ、奴は我等では歯が立たない輩だ。どうしたものか……
そんな大荒れの会議室の端で黒いローブに身を包んだ仮面をした人影が一人、考えにふけていた。己が主の計画を果たさんが為に。
◆
連合を簡単に退けた為、帝国軍はおおはしゃぎだ。が、五月蝿くてかなわん。帝国の戦艦であるインペラルシップに用意された部屋にいるのだが一般兵共がはしゃぎまくっている。若い奴等だからしょうがないのかもしれないが、もう少し静かにできないものなのか。
ミーハーな奴は俺のことを知ると恐れ震えながらもサインを求めてくるし、最近の若い奴の考えがわからん。
長い間、戦争に参加し魔法世界に多くの血を計画の為に刻んできたが今回で最後だ。
しかし、ある漫画を思い出して何となく思い付いた方々が実験で成功したとはいへ、生前はただ普通の人間だったというのに、良く決断したものだよ我ながら。人間の命を数多く必用とする計画をな。
しばらくは表は俺自身が、裏は木遁分身にトビをやらせるか。
まあ、先ずは腹ごしらえだ。方舟に入って食事を
持ってくるとしよう。
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