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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十四話 処刑
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エキドナはここではマイヨのその言葉を切り捨てた。
「その戯言を言ったまま死ぬがいい」
「おっ、来たぜ来たぜ!」
「す、凄い数だぞ」
ガナンとゴルがグランチャーが出たのを見て声をあげる。
「まあ数だけだがな」
「狙いを定めていけば問題はないね」
ジンとミンはあまり騒いでいない。そのかわり余裕を見せている。
「狙い!?馬鹿を言うな」
グン=ジェムは豪快に笑って今のミンの言葉を否定した。
「ではどうするのだ!?」
「グン=ジェムよ、そこを聞きたい」
その彼にケルナグールとカットナルが問うた。
「決まっている。当たるを幸い撃ちまくるのよ!」
「・・・・・・美しくない」
ブンドルはそれを否定した。憮然とした顔で。
「その様な戦いは私の好みではないのだが」
「いえ、それも一つの手ね」
しかしタリアがそれに乗った。
「マドモアゼルレミー、どうして」
「!?私はタリアよ」
これはブンドルのミスであった。
「声だけで判断しない方がいいわよ」
「くっ、しまった」
「おいおいブンドルよ」
「その間違いは貴様らしくもないぞ」
二人がまたブンドルに突っ込みを入れた。
「しっかりしろ」
「貴様も他人事ではあるまい」
「・・・・・・確かに」
しっかりと心当たりのあるブンドルであった。
「しかしだ。そうした攻撃はどうも」
「だが敵の数は多い」
「合理的ではあるぞ」
二人もまたグン=ジェムやタリアと同じ意見であった。
「それにグランチャーには下手に狙いを定めて一機一機撃墜するより」
「まとめて始末するのも確かによい方法だぞ」
「それもそうか。それでは」
ブンドルも遂に乗ることにした。
「やるか。それでいいのだな」
「うむ」
「それではな」
こうして三人の艦も広範囲の攻撃に移った。ロンド=ベルは機動力を活かそうとするグランチャーに対して広範囲の攻撃でまずは数を減らしにかかった。タリアはその中でミネルバに対して射撃用意に入った。
「あれをやるわ」
「あれですか」
「ええ」
アーサーに対して答える。
「ここはあれが一番よ」
「そうですね。それじゃあ」
「タンホイザー発射用意!」
タリアはすぐに攻撃を命じた。
「攻撃目標前方の敵部隊!」
「了解、攻撃目標前方の敵部隊!」
メイリンがそれを受けて命令を復唱する。
「前方にいるマシンはすぐにどけて!」
「攻撃コース、開けて下さい!」
メイリンはまた指示を伝えた。
「了解!」
「わかった!」
それを受けてそこにいたミゲルとハイネが動いた。彼等はミネルバの護衛に回っていたのだ。
これでもうミネルバの攻撃を阻む者はいなかった。後はもう攻撃を仕掛けるだけであった。
「攻撃準備完了しました」
またメイリンが伝える。今度はタリアに対して。

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