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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十二話 二人の武神
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るのは彼だけだったからだ。
「ここを離れるわけにはいかないんだ」
「ええ。けれど」
それは命もわかっている。しかしだった。
「五十機を一度に相手にするのは幾ら貴方でも」
「だがどうすれば」
「そういう時にはヒーローが出るのよ」
そう言って出て来たのはアスカであった。
「なっ、アスカ」
「凱さん、助けに来てあげたわよ」
エヴァ二号機がここで凱の横に出て来た。
「馬鹿シンジ達ももうすぐ来るから。これでいけるわよね」
「ああ、済まない」
「GGGチームも大変なんですね」
シンジの通信が入って来た。
「何か皆あちこちで戦っていますね」
「あんた、それは今は皆同じよ」
アスカがこうシンジに突っ込みを入れた。
「見なさいよ。周りを」
「わかってるよ、それは」
「わかっていたら早く来なさい」
完全にアスカがリードしていた。
「凱さんを助ける為にね」
「そういうことで凱さん」
シンジはまた凱に声をかけてきた。
「今からそちらに行きます」
「ああ、済まない」
凱はシンジに礼の言葉を述べた。
「おかげで助かりそうだ」
「といってもあれよ」
またここでアスカが言う。
「何か敵の数が増えてきたし」
「えっ!?」
「あんたが言わない」
アスカは敵が増えたと聞いて声をあげたシンジに言い返す。
「五十が百に増えた位よ」
「倍になったんだ」
「こっちは五機」
四機のエヴァとガオファイガーを入れてである。
「百機。一人で五十を相手にするのとどっちが大変?」
「それはまあ」
「答えは出てるわね。そういうことよ」
「何か僕達ってそういう戦いばかりだね」
「何を今更」
アスカはまたシンジに言葉を返した。
「何十倍の相手だってやってきたじゃないの」
「宇宙怪獣の時ね」
「そうそう、それそれ」
こうレイに言葉を返した。
「あの時も無茶苦茶だったし変態爺さんとそのお仲間だって相手にしたし」
「変態って」
「あれは確実に変態よ」
まだアマスターアジアに拒否反応があった。
「そうじゃなきゃ何なのよ」
「あの人が本当に嫌なんだ」
「まあ信じられないのは事実よ」
自分でもそれは認める。
「ただね」
「ただ?」
「敵が何倍いても。相手をするのがあたし達だっていうのは覚えておきなさいよ」
アスカが言いたいのはそこであった。
「それはわかったわね」
「うん、まあ」
「よし、その敵が来たぜ」
ここでトウジが言ってきた。
「百機が一辺に来るってのは中々ええ光景やな」
「慣れたわよ」
それで動じるアスカではない。
「行くわよ。百機もいたらそれこそ的が並んで来ているようなもんだし」
「広範囲攻撃ね」
「そういうこと。凱さん」
レイに応えながら凱にも声をかける。
「威勢よくいくわよ!」
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