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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十二話 二人の武神
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ドウミラーが既に布陣して展開していたのであった。皆これを見てももう驚かなかった。
「やっぱりっちゅうかな」
「そうだな」
「既に用意を整えていて御苦労さんってことだよな」
「全く」
こんな調子だった。そうして彼等も出撃して敵に対するのであった。
シャドウミラーの軍勢には巨大な剣を持つマシンがいた。そのマシンこそは。
「よくぞ来たロンド=ベル!」
あの男であった。
「このヴォータン=ユミル、待ちかねていたぞ!」
「情報通りだな」
「そうですね」
エイタがテツヤの言葉に応える。
「やはりここにいたか」
「他に有名なパイロットはいないようですね」
「ああ。しかし」
あらためてシャドウミラーの軍勢を見る。その殆どが連邦軍のマシンばかりである。
「嫌な感じだな。何か味方と戦うみたいだ」
「まあ俺達はそういうのも慣れてるけれどな」
コウが言った。
「ティターンズとの戦いがあったからな」
「おやおや、言ってくれるね」
ライラは今のコウの言葉を聞いて笑みを返してみせた。
「あたし達との戦いがいい経験になったってのかい」
「少なくとも連邦軍のマシンのことはよくわかったさ」
こう返すコウであった。
「自分で使っているだけじゃわからない部分があるからな、どうしても」
「それはあるよな」
これにはキースも頷く。
「どうしてもな。自分で使っているだけじゃあな」
「といってもあれだぜ」
今度はジェリドが言ってきた。
「俺達とあの連中は一緒じゃねえぜ」
「それはわかっている」
シローが応えた。
「ティターンズとシャドウミラーじゃ。パイロットの質が違う」
「どちらが上だってんだ?」
ヤザンがその言葉に問うた。
「まさか向こうって言うんじゃねえだろうな」
「いや」
シローはヤザンのその問いにまずは首を横に振って応えた。
「ティターンズだ。シャドウミラーのパイロットの質は普通程度だ」
「嬉しいね、そう言ってもらえると」
その言葉がライラをまた上機嫌にさせた。
「こちらとしても士気があがるよ」
「じゃあ一気に行くぜ」
ヤザンが皆に声をかける。
「その質の違いを見せてやるんだよ」
「敵の数はおよそ六千です」
サラが報告する。
「正面から来ます」
「わかった。と言う側から来たな」
ジェリドが敵の動きを見て言った。
「また随分とせっかちだな」
「推して参る!」
ヴォータンはゼンガーと同じ言葉を口にしていた。
「覚悟!」
「ならば!」
そしてそれに応じたのはゼンガーであった。
「俺が相手をする。来い!」
「無論!ゼンガー=ゾンボルトよ!」
ヴォータンもまたそのゼンガーを見据えていた。彼に一直線に向かう。
「ここで決着をつけてくれる!」
「あの男は俺に任せよ!」
ゼンガーは皆に告
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