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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十二話 二人の武神
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「今度は何なんでしょうか」
「さらに上を目指す!頂上のさらに上を!」
そう宣言しながらプールの上を駆けるのであった。彼はいつも彼であった。
こんな様々な過ごし方でロンド=ベルは羽根休めをしたのであった。それが終わるとまずはプロヴァンスに来て情報収集に務める。ここですぐにシャドウミラーの報告が入った。
「もう出たか」
「何処だ?」
「チュジニアです」
ユンがそう一同に報告する。
「かつてのカルタゴ近辺にシャドウミラーらしき軍を見たとのことです」
「カルタゴか」
大河がそれを聞いて考える顔になった。
「また随分と歴史的な場所だな」
「戦争と歴史は関係があるがないものだぜ」
火麻が笑ってその大河に言う。
「特にああした連中にはよ」
「そうだな。だがこれで次の行動先が決まった」
大河は決断を下した。
「チュジニアだ」
彼は言った。
「今から全軍でそこに向かう。それでいいな」
「ああ、勿論だぜ」
また火麻が応えるのだった。
「じゃあ行くか、今からな」
「うむ」
「では全軍出撃デス」
スワンが言う。
「チュジニアへ」
「ここからすぐなのが助かりますね」
ボルフォッグはそのことにまずは安心しているようであった。
「事前にあの場所に関しては情報収集を行っていましたが」
「あの場所をか」
「はい。一つ気になる情報がありましたので」
凱にも答える。
「それで集めていましたが」
「何かあったのか、あそこに」
「以前から謎の遊牧民がチュニジア近辺の軍事基地を偵察していたそうです」
彼の返事はこうであった。
「それで気になっていまして」
「そうだったのか。それでか」
「はい。おそらくそれがシャドウミラーだったのでしょう」
ボルフォックの考えはこうであった。
「チュニジアから地中海を狙うということも充分考えられます」
「それは大変なことになりかねませんね」
ホワイトはそれを聞いて冷静に述べた。
「地中海を抑えられると欧州全体がシャドウミラーの影響下に置かれます。そうなれば」
「そうだ、その影響は計り知れない」
大河もそれはわかっている。
「だからこそだ。彼等の目論見を何としても阻止しよう」
「はい、それでは今から」
「全軍出撃!」
今度は大河からの指示であった。
「すぐにチュニジアへ!」
「了解!」
皆彼のその指示に頷く。そうしてチュニジアに向かうのであった。ここでまた問題があった。
「そういえばですね」
「どうした?」
出撃したマクロスの艦内でボルフォッグが凱似囁くのであった。
「その怪しい人物ですが」
「何かあったのか?」
「仮面をしていたそうです」
「仮面をか」
「はい、まさかとは思いますが」
ここで彼が連想するのは一人であった。
「それはあの」
「有
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