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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十一話 二人への疑念
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その手に盃を持っている。
「お塩と梅干で」
「そうなの」
「ところで」
「ええ」
ここで話が少し動いた。
「あの二人は何処かしら」
「一応はいるわ」
そう言って部屋の端を左の親指で背中越しに指差すアヤであった。
「あそこにね」
「そう。いるのね」
「今度はわからないけれど」
「相変わらずなのね」
「まあね。相変わらず動きがわからないのが問題ね」
「これからも見ておく必要はあるのね」
「多分。もうそろそろまた敵が出て来る頃だし」
「今度の敵は何かしら」
「わからないわ。ただ」
アヤの目に剣呑なものが宿る。
「シャドウミラーだったら」
「そうね。その時は」
「リー艦長が一番警戒しているわ」
ここでアヤはリーの名を出す。
「今にも身柄を拘束しかねない感じね」
「そこまでなのね」
「けれど。間違いじゃないし」
それがわからないアヤでもない。確かにリーはいささか強硬だがそれも正しいと言えるものなのは事実なのだ。何しろスパイの疑惑なのだから。
「警戒はしておきましょう」
「わかったわ。これからは一層ね」
「ええ。それじゃあまた食べましょう」
「実は私もチヂミ好きだしね」
「あら、そうなの」
これはアヤにとっては意外な言葉だった。
「ニコル君も時々食べたりするけれどね」
「ニコル君も何処か他人とは思えないし」
何故かニコルについてそんな感情を抱くカナンであった。
「一緒に食べることにするわ」
「それじゃあ私はセシリー達と一緒に」
「貴女も似ている人が多いわね」
「そうね。だから寂しくないし」
にこりと笑ってもみせる。
「ここにいたらね」
「そうね。そういう意味でもいい舞台ね」
「ええ」
昼食は和気藹々としたムードであった。しかしそれも終わる時が来た。地球に向けてシャドウミラーの軍が動き出したとの報告が届いたのである。
「シャドウミラーか」
リーはその報告を聞いてまずはその目をさらに鋭くさせた。
「好都合と言うべきか」
「何よ、まだ二人のこと疑ってるの?」
「疑っているのではない
こうアカネに言葉を返す。
「確信しているのだ」
「やれやれ。艦長さんも相変わらずね」
「けれど御二人は今ヒリュウにおられますので」
シホミがリーににこりとした笑みで告げてきた。
「私達にできることはありませんね」
「なければ作るだけだ」
それで諦めるリーでもない。
「下手な動きをすれば構わん」
「どうするっていうの?」
「撃つ」
アカネに対して言う。
「容赦なくな。わかったな」
「何かすっごい物騒な話になってるわよね」
艦橋にいたミヒロがリーの言葉を聞いて呟く。
「これから大丈夫なのかしら」
「さあな。かなりやばいだろ」
カズマが妹に対して応える。
「この艦長さん
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