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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十一話 二人への疑念
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と一緒に」
「そうかねえ」
「何かそういう気もするな」
「俺もだ」
リュウセイもシンもレイも何故かルナマリアのその言葉を否定できなかった。
「そういえばヤザンさんの声でな」
「なあ」
「ああ、わかったぜ」
そのヤザンも出て来た。
「どうも俺も電車の話を聞くとな。不思議と世話を焼きたくなるんだよ」
「なるんだよって言われても」
「あの、ヤザンさん」
ルナマリアとユンは今のヤザンの姿を見て目が点になる。
「どうしてエプロンなんか」
「まさか最近クッキングに」
「ん!?和食メインだけれどな」
何と緑色でカラスのアップリケのエプロンをしている。かなり目立つ。
「最近料理が楽しくて仕方ないんだよ」
「絶対何か取り憑いてるわよね」
「そうね」
二人はそんなヤザンを見てヒソヒソと言い合う。
「何が取り憑いたのかしら」
「ヂボデーさんもねえ」
「まあ飴でも食うか?」
ヤザンは今度は飴玉を出してきた。
「名付けてヤザンキャンデーだ」
「絶対に何かあるわね」
「そうね」
「おい、ヤザン」
そのヤザンにジェリドが声をかけてきた。
「んっ!?どうした?」
「とりあえずおかか握りくれ」
「ああ、それか」
どうやら御握りはヤザンの手作りが多いらしい。
「まだまだあるぜ。そっちにな」
「わかった。じゃあ頂くぜ」
「それにしてもあんた最近料理が上手くなったわね」
「ははは、まあな」
ライラにもそう言葉を返す。ヤザンも明らかにティターンズにいた頃とは別人になっていた。誰もが大きく変わっていた。あの二人を除いては。
「大次郎さん」
「どげんしたと、キラどん」
「やっぱり男は熱くないと駄目ですよね」
キラは素面でヤザンにそう語っている。
「そして何処までも一直線で」
「その通りでごわす。キラどんも男祭りに目覚めただすな」
「はい!」
キラもまた変わってきていた。
「力と力、技と技ですよね」
「その通りでごわす、そして力」
「ですよね」
大次郎の言葉に大きく頷いている。
「そうしたものがあってはじめて何かができます」
「軍神に勝つこともできるでごわすよ」
「何か今の言葉はちょっと」
カナンは二人の言葉に少し苦笑いになっていた。
「聞き捨てならないものがあるわね」
「またそれはどうしてだ?」
「何となくだけれどね」
何故かここで舞うカナンであった。宝塚の様に。
「あの二人が揃うとどうしても」
「バサラな気分になるの?」
「そういうこと」
そうアヤに答える。
「何故かね」
「じゃあフラガ少佐もそうなのね」
「三人揃えば余計に」
何かと複雑な立場のカナンである。
「そうなるわね。最近お酒も好きになったし」
「日本酒ね」
「ええ。何か幾らでも飲めるわ」
見ればここでも
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