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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十話 ズフィルード
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またエペソが言ってきた。
「今より汝等に創世神の神罰が下る」
「ヘッ、言ってくれるじゃねえか」
そのエペソにまた甲児が言い返す。
「前のラオデキヤやユーゼスは随分ともったいつけやがったが」
「今度はえらく話がはええじゃねえか!」
ジュドーも言う。彼等も本気であった。だがミサトはその彼等に忠告する。
「けれど気をつけて」
「何を!?」
「それは向こうもだから」
「向こうも!?」
「じゃあそれって」
「それだけ彼等が本気だということよ!」
そう皆に言うのだった。
「各機はズフィルードに攻撃を集中させて!」
「ズフィルードに!」
「ええ、そうよ!」
また言うミサトだった。
「今の状態で持久戦に持ち込まれたら勝ち目はないわ!!」
「だが!」
竜馬が言う。
「一度は倒した相手だ!今度の奴も倒してみせる!」
「いえ!」
しかしミサトはその竜馬の言葉を否定してきた。
「あのズフィルードは彼等にとって切り札じゃないわ!」
「なっ!?」
「どういうこと、ミサト!?」
アスカがミサトに問うてきた。彼女もそれが気にならない筈がなかった。
「彼は囮よ」
ミサトはそう分析したのだ。
「敵はあのズフィルードを囮か捨て石にするつもりよ」
「そんな、まさか!」
「あのズフィルードを!」
「でなきゃこのタイミングであんな物を出さないわ」
「まさか、そんな」
「いや!有り得る!」
驚くキラにアスランが答えた。
「考えてみろキラ、敵はあのエペソだけじゃない!」
「そ、そうだったね」
キラも言われてそのことを思い出す。
「まだ敵は」
「そうだ、あの男だけじゃないんだ」
アスランはさらに言う。
「まだ太陽系内に帝国監察軍がいるんだ。だから」
「今は方面軍だけで二個だったよな」
ディアッカはそこを指摘する。
「前の戦役じゃとんでもねえ戦力が一個艦隊だったよな」
「確かそうでしたね」
ニコルがディアッカのその言葉に頷いた。
「それで何とか勝ったって聞いていますけれど」
「そうだな。少なくともこいつ等はバルマーの戦力の一部だ」
イザークも分析した。
「だからか。こいつは」
「バルマー戦役で私達が倒したのは第七艦隊」
ミサトはまた言う。
「今回の戦いではそれを統括している辺境方面軍だったわね」
「はい」
シゲルが答える。
「そうです」
「しかも他にも方面軍が来ているから。最低でも」
「最低でも!?」
「残り十二個の艦隊が後ろに控えていると考えた方がいいわ」
「十二個!?」
「何だよ、その数!!」
その数を聞いてはさしものロンド=ベルも平静ではいられなかった。
「そんなに数があるのかよ!」
「バルマーはどうなっているんだ!」
「余が率いてきたのは第一艦隊だ」
エペソも答
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