暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第四十話 ズフィルード
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「まさか」
「言った筈」
エペソの声が聞こえてきた。
「このズフィルードはこれまでとは違うとな」
「どういうことなんだ、これは」
「形が変わっていく」
ズフィルードの形が変わる。それまでの人型から顔はそのままでも身体が変わっていっていた。身体がなくなりほぼ顔と一緒になっていたのだ。
「フフフ」
エペソはその中で笑っていた。
「第七艦隊や前回の戦闘を踏まえたいい戦術だ」
「俺達を評価している!?」
「どういうことだ」
「やはり汝等は地球圏最強の戦闘集団」
またそれを認めてみせてきた。
「その力は我が帝国の下で行使されるのが相応しい」
「おい、まだ言うのかよ!」
豹馬が彼に言い返す。
「勝手なこと言ってんじゃねえや!」
「銀河の秩序を守る為に神鳴る門と汝等が必要だ」
「神鳴る門!?」
「何だそれは」
「汝等がそれを知る必要はない」
エペソはそれには答えようとはしない。
「だが」
「だが?」
「今一度その力を見極めさせてもらうぞ」
エペソのズフィルードにエネルギーが収束されていく。あまりものパワーであった。
「やっぱり切り札ってわけなのか!?」
「かもな」
ナオトに勇が答える。
「それだけの力がある。しかも第二段階まで出してくるなんて」
「いえ」
だがここでミサトが言うのだった。
「このタイミングでズフィルードを出してくるなんて」
「有り得ないっていうの?」
「ええ」
そうリツコに答える。
「前の戦争のことを思い出して」
「バルマー戦役ですね」
「そうです。あの時はあくまで切り札だった」
そうエレに答えた。
「けれど今は。ここで出るなんて」
「しかも何故あの形に」
今度はアムロが言う。
「人型だけではなかったのか」
「ズフィルードを形成するクリスタルは自律、自覚型金属細胞を含有しているんです」
ダバが答えてきた。
「そのコアは偵察機が収集したデータを解析、進化させて己の姿を形作ります」
「だから人型の兵器を多く有する私達と戦った以前のズフィルードは人型だった」
「そういえば」
ミスティが言ってきた。
「過去にメルトランディ軍の艦隊が機動要塞型のズフィルードと接触したという記録が残っているわ」
「機動要塞型?」
「ええ、そうよ」
レトラーデに答えた。
「私達は艦隊が主力だから」
「そうだったわね。じゃあ」
「ええ」
レトラーデの言葉に頷いてみせた。
「あのズフィルードはそれと同様のタイプなのでしょうね」
「けれど」
だがミサトはまだわからないポイントがあった。
「本当にそれだけかしら」
「どういうことですか、それは」
「私の気のせいだったらいいけれど」
そうマヤにも言う。いぶかしむ顔で。
「何かそれだけじゃないと思うのよ」
「心せよ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ