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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十九話 選ばれし者、選びし者
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               第三十九話 選ばれし者、選びし者
大河の言葉で全員エリシオン基地の大会議室に集められていた。そこで彼は皆に対して話していた。
「現在当基地内の民間人や非戦闘要員を安全圏へ収容中だ」
「まずはですか」
「そうだ。それが終わるのはマーグが指定した制限時間ギリギリとなる」
つまり時間もないということであった。
「よって我々は彼等の退避が終わるまで基地の防衛ラインを死守しなければならん」
「まさに不退転の決意でバルマーに挑まなければならないのか」
竜馬はそこまで聞いて呟いた。
「今回もまた」
「奴等のことだ」
神宮寺が言う。
「仮に俺達が降伏しても生命が保証されるかどうかはわからねえな」
「そうだな」
それに京四郎も頷く。
「ゼ=バルマリィ帝国監察軍は」
「少なくともだ」
凱も言う。
「全体の体質としてはそうだな」
「人間の命なんざ何とも思っちゃいないだろうな」
ジュドーも言う。皆それはもうわかっているのだ。
「ところでですけれど」
ラクスがここで問う。
前のバルマー艦隊はどんな目的で地球圏へやって来たのでしょうか」
「彼等は地球人の特殊能力や特殊エネルギーに着目してそれを自分達のものにしようとした」
「地球人のですか」
「そうだ」
ミリアルドが彼女に説明する。
「特殊能力に特殊エネルギーを。例えば」
「例えば?」
「ニュータイプ能力や超能力、念動力」
ミリアルドの説明は続く。
「そしてゲッター線や光子力エネルギー等だ」
「彼等の言葉を借りれば」
続いてノインも言う。
「それ等の能力やエネルギーを兵器に転用する地球人は特異な戦闘集団と言えるそうだ」
「そしてだ」
またゼクスが言う。
「やがて地球人が銀河の秩序を乱す存在になるとも言っていた」
「おいおい、冗談きついぜ」
それを聞いたディアッカが言ってきた。
「銀河系の秩序を乱してるのはどっちだってんだよ」
「そうですよね」
ディアッカの言葉にニコルも頷く。
「データから判断すれば彼等の方が戦闘集団と呼ぶに相応しいと思えるんですが」
「その通りだな」
イザークも彼と同じ考えであった。
「自己を客観的に見てみろ」
「あんたがそれを言うのね」
アスカがそのイザークに突っ込みを入れる。
「何っ!?」
「何かねえ」
「何が言いたい!しかし」
話が元に戻る。
「自分達は正しいことをやってると思っているんだな」
「何かあんたとそこも」
「何!言わせておけば!」
「本当のこと言ってるだけじゃない!」
売り言葉に買い言葉で口喧嘩になった。
「この銀河童!」
「何ィ!?河童!?」
イザークの血管が切れた。
「貴様ァ!!今度こそ許さん!」
「何よ、やろうっての!?」
「やってやる!
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