暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十九話 選ばれし者、選びし者
[10/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
詞だ!!」
ブリットがふざけた様子の彼に叫ぶ。
「誰がそんなことを!」
「そうかい?」
しかし彼は言うのであった。
「若し気が変わったら何時でも言ってくれ給えよ」
「何っ!?」
「僕としても君達の命の灯火を消したくないからねぇ」
「何処までもなめた態度を!」
「行こう、ブリット君」
クスハは激昂する一方のブリットに声をかけてきた。
「あの龍王機の意志を知る為にはあの人と戦わなきゃ」
「そうだったな」
「ええ、だから」
クスハは言うのだった。
「ここは心を抑えて」
「わかった。それじゃあ」
「全軍迎撃用意です!」
ユリカが言った。
「波状攻撃に備えて。いいですね!」
「了解!」
「まずは守れ!」
総員既に動いていた。
「来るぞ!」
「防げ!」
「このまま押し潰せ!」
エペソもエペソで攻撃を命じていた。
「よいな!」
「はっ!」
両軍ここでぶつかり合った。こうして両軍の火星での決戦が本格的にはじまったのであった。
まず前に出たのはティターンズの面々であった。
「ラムサス!ダンケル!」
三機のハンブラビが舞う。ヤザンはラムサスとダンケルに声をかけた。
「いいな!いつものだ!」
「はい!」
「あれですね!」
二人もそれに応える。そうして攻撃に入った。
海蛇を放つ。敵の小隊を三機で囲んでの電撃攻撃だ。所謂蜘蛛の巣攻撃であった。
「やっぱりこいつ等にもこれは効くみてえだな!」
ヤザンは電撃の中で崩壊していく敵を見て言う。
「いいことを知ったぜ!」
「けれどね、ヤザン」
その彼にライラが声をかける。彼女は何時の間にかパラス=アテネに乗っている。カクリコンはガーベラテトラ、マウアーはメッサーラであった。
「油断大敵だよ。敵は多いんだしね」
「わかってるぜ。けれどよ」
「何だい?」
「御前何でパラス=アテネに乗っているんだ?」
ヤザンもそこが気になったのである。
「何処にあったんだ、そんなもん」
「火星の基地にあったのさ」
ライラはこう答えた。
「正直バウンド=ドッグやガブスレイより性能はずっといいだろ?」
「まあそうだな。このハンブラビだって随分強化した奴だけれどな」
「そんなにかい」
「ああ。少なくとも普通のハンブラビじゃねえぜ」
不敵に笑ってライラに言うのだった。
「そう簡単にはやられねえぜ」
「期待させてもらうよ、それじゃあ」
「そうしてくれていいぜ。しかしよ」
ここでヤザンはあらためて前を見る。そこにいるのは。
「桁外れの数だな、おい」
「月でもさっきでもそうじゃないかい」
ライラはこうヤザンに言葉を返した。
「それにあたしはそれをあんたに言いたかったんだしね」
「今から無理はするなってか」
「そういうことさ。程々で頼むよ」
「程々でや
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ