暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十九話 選ばれし者、選びし者
[7/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ガリが話に入って来た。
「随分と言ってくれるな」
「いえ、まあ」
「御気になさらずに」
「それでは私が馬鹿みたいじゃないか」
「自覚しろってんだ」
「何だと!」
いつも通り話に入って来たシンに反論する。
「今何と言った!」
「だから君もだね」
ユウナは彼に対して言う。
「そう喧嘩を売らない」
「その通りだ」
キサカもシンに対して言った。
「余計に話がややこしくなるというのに」
「とにかくですな」
トダカがカガリに説明する。
「カガリ様は前線に出ておられますし」
「ああ」
「それで御指示を御願いできることは無理なのです」
「そういうことなのか」
「はい」
多分に方便であった。
「その通りです」
「ですから」
「わかった」
とりあえず納得したカガリであった。
「それならな」
「わかって頂き何よりです」
トダカの言葉は実に白々しい。
「それではユウナ様」
「うん」
ユウナはここで頷いて指示を出す用意に入るのであった。
「それじゃあ。皆」
「ええ」
「いよいよですね」
「うん。戦闘開始!」
はじめてその指示を出すユウナであった。
「今から人類をかけた戦いだ。健闘を祈るよ!」
「勿論ですよ!」
「来やがれバルマーの奴等!」
苦労を知られているせいか結構人望のあるユウナであった。
「ギッタンギッタンにしてやるぜ!」
「ここでな!」
「うむ、やはりか」
マーグはそんな彼等を見て呟いた。
「こうなってしまったね」
「はい、ですが」
それにエペソが答える。
「全て。想定の範囲内です」
「そうだね。それじゃあこちらも」
「ああ、司令」
孫も出て来た。
「僕も出撃しますんで」
「君もかい」
「さっきお話した通りで」
マーグに対してもいつもの飄々とした態度を崩してはいない。
「そういうことで。宜しいですね」
「うん。今は戦力が少しでも必要だしね」
それは言うまでもないことであった。
「是非頼むよ」
「それじゃあそういうことで」
「ただしさ」
しかし彼の前にロゼが出て来た。
「何か?」
「わかっていると思うが」
剣呑な目で孫を見据えての言葉であった。
「変な真似をしたらその時は」
「おやおや、物騒なことで」
「司令が御許しになられても私が許さんっ」
ロゼの口調は変わらない。
「それをよく覚えておくことだ」
「はいはい、わかってますって」
そのロゼに対しても態度を変えない。
「まあそういうことで。それじゃあ」
「くっ、全く聞いていないというのかっ」
ロゼはそんな孫の態度を見て顔を苦いものにさせる。
「どういうつもりだ、あの男」
「まあロゼ」
そんな彼女をマーグが宥める。
「司令、ですが」
「気にしないことだ」
「気にしないと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ