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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十九話 選ばれし者、選びし者
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は艦長」
ダイテツを心から信頼し尊敬している二人である。後の話は早かった。
こうしてクロガネは艦首を左に向ける。そこにロゼの率いる一軍が来ていた。
「よし、上手くいっているな」
「そうですね」
彼等はクロガネの動きに気付いていない。既に艦首をこちらに向けているということに。
「ここで側面を突けばだ」
「ロンド=ベルは総崩れになりますな」
「成程、こうしたやり方がありますか」
「敵と戦うには何も正面から攻めるだけではない」
ロゼはこう部下達に述べた。
「何処からでも攻めていいのだからな」
「そうですな」
「それでは副司令」
「このまま敵の側面に斬り込む!」
斬り込むと表現した。
「そこから両断する。いいな!」
「了解!」
「それにより我等の勝利を!」
バルマー軍は勝利を確信してロンド=ベルに向かって突撃する。だがその時であった。
「むっ!?」
「あれは!?」
突如としてロンド=ベルの側面からマシン達が退いた。その後ろにはクロガネが艦首を向けてこちらに攻撃態勢を整えていた。
「なっ、どうして!?」
「読まれていた!?」
「ま、まさか!」
部下達もロゼもこれには言葉を失った。だが突撃を止めることは最早不可能であった。
「よし、読みが当たったな」
「そうですね」
テツヤがダイテツの言葉に応えていた。
「まさか。ここで側面攻撃を仕掛けて来るとは」
「敵の動きがおかしいと思ったのだ」
ダイテツは直感でそれを悟っていたのである。
「怪しいと思っていたが案の定だったな」
「そういうことですか」
「そうだ。では今から総攻撃を仕掛ける」
「はい」
「それでは艦長」
「連装衝撃砲発射!」
「了解!!」
既にその準備は整えていた。だからこそ艦首を向けていたのである。
「続いてミサイルの一斉発射だ。いいな!」
「わかりました!!では連装衝撃砲発射!!」
「撃てーーーーーーーーーーーっ!!」
こうしてクロガネの一斉攻撃が叩き付けられる。光の帯が放たれそれがバルマー軍を正面から撃ち据えたのであった。
それによりバルマー軍は動きを止めてしまった。だがロゼはそれでも必死に指示を出す。
「まだだ!」
彼女は叫ぶ。
「まだ敗れたわけではない!だから!」
「突撃ですか」
「そうだ、それしかない」
例え動きを止められてもであった。それしかなかった。
「このまま側面から攻撃するしかない。いいな」
「わかりました」
「ここはやはり」
確かにそれしかなかった。彼等もそのまま突っ込む。だが既にロンド=ベルは迎撃態勢を整えていた。しかもロンド=ベルの誇る精鋭達であった。
「ショウ、来たわ!」
「わかってる!」
ショウがいた。ビルバインの剣が煌く。
「やっちゃえええーーーーーーっ!」
「ここか
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