第六話 幼女拾いました
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着た。
「このちゃん、マッコイ爺さんから連絡やで」
「あいあい」
『マッコイだ。88の連中に本当に知らせなくて良いのかい?』
「ええ、シン・カザマ以外はイスラム教徒にキリスト教徒とかじゃ、神道って言っても拒絶感あるんじゃない。尤もサキなら手を貸してくれるならア○ラーの神だろうがブ○タだろうが関係無いだろうけどね」
『ハッハ、違いない。それでドラネコの電子機器と交換用エンジンじゃが昨夜確かに受け取ったぞ』
「そう、間に合うか心配してたけど、良かったわ」
『お前さんのお陰じゃよ。大統領、副大統領、CIA長官、共和党、民主党代表のスキャンダル等々が無ければ、今回の補給は元より、幾らシンでもエンプラの購入は不可能だったしの』
「フフ、神崎は悪手を打ったのよ。クローン人間や戦争用人間の製造なんて神に対する冒涜だからね」
『しかし、よく其処まで調べられた物だ。CIAやKGBとて其処まで調べられるかどうか』
「フフ、マッコイ爺さん、世の中には知らなければ良かったって事も多々あるのよ」
『違いないな』
「遅くても一月でアスラン奪還戦が始まるわけだし、シンも止せばいいのに戻ってきたんでしょ」
『儂は止めたんだが、カンザキとの因縁を断ち切ると行ってな』
「X−29だっけ?」
『ああ』
「よくもまあ、あんな実験機飛ばす気になったわね。シンも飛行機マニアになったみたいね」
『どうだか』
「まあ、皆が無事で居られますようにと祈っているわ」
『この儂が言うのも何だが、祈ってやってくれ』
「ええ、整備の時に送った護符を必ず張り付けておいてね」
『ああ、判ってる。あんたの護符は有名じゃからな』
「マッコイ爺さん、売らないでよ」
『わかっとるわい。そんな恐ろしい事出来るか』
「それじゃ、資金の方は何時もの口座に振り込んで置くから」
『了解じゃ』
さてと、ア○ラーじゃないけどアマテラス様の代理人として皆の供養をしますか。
「ちーちゃん、埋めるの手伝ってな」
「うん」
ちーちゃん、惨状にびびってるの。
「ちーちゃん、ゾンビじゃないんだから、襲いかかってくることはないよ」
「そやけど、みんな酷い状態や、吐きそう…」
式神使こうて、墓穴掘って一人一人丁寧に埋葬や。
外の死体は終了。次は建物の中や。
「ちーちゃん、中いくで」
「えー、怖いよ」
心底怖がっとるのー。
「大丈夫や、早うせんと」
「判ったよー」
泣きそうな顔もまたおつなもんやで。
死体運び出して、いよいよ最後の部屋や。
部屋には何かを抱きかかえるように息絶えた女性の遺体があったんや。
その遺体を式神が抱えた瞬間、乾いた音がしたんや。
“バシュ!!!”
その遺体に抱きかかえられていた子供が生き
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