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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十四話 アインスト造反
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い」
ゲイルがロゼに答えてきた。
「グラドス軍にか」
「我々のやり方は敵の殲滅だ」
「そうだったな」
「それが非戦闘員であってもだ。それを憎んでいるらしい」
「当然のことだ」
ロゼはゲイルに冷たい言葉で返した。
「あれだけのことをしていれば。何時かはそうなるものだ」
「冷たいな」
「はっきり言わせてもらう」
ロゼの言葉がきつくなった。
「私は卿等が嫌いだ。おそらくマーグ司令もな」
「そうか」
「グラドス人はバルマー直系だ」
つまりロゼ達と同じバルマーの眷属なのである。元々十二支族の流れを汲んでいるのである。
「それに過剰に誇りを持ち無道な振る舞いが多いからだ」
「そうかもな」
ゲイルもそれを否定しなかった。
「そのせいか。今の彼等の戦意は」
「少なくとも普段のロンド=ベルはああした戦い方はしない」
見れば彼等はあくまでコクピットを狙っていた。つまりグラドス人を確実に殺しにかかっていたのである。
「邪魔だ、死ね!」
忍がダンクーガの腕を振り回す。それで側にいる敵機の頭部を上から叩き潰した。コクピットのある頭部をだ。
「手前等みてえな奴等がいるから宇宙は平和にならねえんだよ!」
「悪いけれどその通りだね」
それに万丈が応える。
「悪いけれど僕も容赦しないよ。ダイターンザンバーーーーッ!」
巨大な剣で真っ二つにする。しかも唐竹割りであった。やはり彼もグラドス人は最初から殺してかかっていた。
「見れば脱出は殆どできていないな」
「本気だということだ」
「どうする?退くか?」
ロゼはゲイルに問うた。
「ここは」
「そうさせてもらいたいがすぐには無理のようだ」
既にロンド=ベルはロゼの軍勢もグラドス軍もかなり倒していた。特にフラドス軍に対しては過剰なまでに攻撃を浴びせていた。
「だが。そうさせてもらおう」
「そうか。後詰に回ろうか」
「頼めるか」
「仮にも友軍だ」
ロゼはここではバルマー軍の者として動くのだった。
「喜んでそうさせてもらおう」
「かたじけない・・・・・・むっ!?」
しかしここで。また新たな軍勢が姿を現わしたのであった。
「なっ!?」
「これは!?」
ショウとトッドが瞬時にその不気味な気配を感じ取った。そうして言うのであった。
「来たか」
「おいおい、こんなところでかよ」
「皆さん」
シーラも同じものを感じ取っていた。それを他の者達に告げる。
「来ました、彼等が」
「そうか」
「あらあら、連続出場ね」
キョウスケとエクセレンがそれを聞いて言う。
「ここで出るとはな」
「どういうつもりなのかしらん」
「くっ、こんな時にか」
「まずいな」
ロゼとゲイルはそれぞれ言った。
「また御会いしましたですの」
アルフィミリィもいた。そうして呟くように
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