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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十三話 アインスト
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てみせる。
「それで司令」
「うん」
再びロゼの話を聞く。
「まずは彼女の捜索を引き続き行います」
「そして軍事行動は」
「その派遣される人員次第です」
そうマーグに答えた。
「それによりどうするか決めたいのですが」
「今はまだ静観だね」
「そうされるのがよいかと」
こうマーグに提案する。
「外宇宙方面軍の動きがまた活発化しているようですが」
「地球降下には失敗したけれどね」
マーグはもうそれを知っていた。
「それでも主力をどんどん送り込んできている」
「まだ司令部は動いていないようですが」
「そうなんだ」
これはマーグにとっては意外なことであった。
「死鬼隊まで出してきているのに」
「それでもまだ動きはありません」
ロゼは述べる。
「ハザル司令もル=カイン卿も」
「まあそれならそれでいいよ」
マーグはロゼにそう答えて顔を顰めさせるのであった。
「彼等が動くと。いいことにはならない」
「そうですね」
そしてロゼも彼の言葉に頷いた。
「一般市民を攻撃対象にしますし」
「かつてのユーゼス=ゴッツォもそうだったけれどね」
マーグはその顔をさらに顰めさせる。
「そういうのはどうしても好きになれない」
「それは私もです」
ロゼもそれは同じであった。
「あくまで戦うのは軍人相手にのみです」
「その他の存在に剣を向けるのはね。絶対にあってはならないことだ」
「それをどうしてあのように」
「それが彼等なんだ」
言葉がさらに忌々しげになるマーグであった。
「そうして一般市民を殺戮して喜ぶ。バルマーの恥だ」
「その通りです。しかし」
「しかし?」
「ハザル司令は以前はああした方ではなかったそうですね」
「そうらしいね」
これはマーグも聞いていたことである。
「話を聞いていると」
「それがどうしてあのように」
「それは私も知らないんだ」
彼はそうロゼに答えた。ネビーイームの司令室に彼の言葉が響く。
「ルリア=カイツも何も言わないしね」
「あの方もですか」
「けれど。今の彼は好きにはなれない」
マーグはそれははっきりと述べた。
「何があってもね」
「できるなら我々で何とか話を終わらせたいですが」
「ロンド=ベルとの戦いをだね」
「司令」
ロゼはマーグに対して言ってきた。あらためて。
「何かな」
「私は常に司令のお側にいます」
それを言うのであった。
「ですから何かあった時には」
「頼っていいのかな」
「是非」
ロゼがマーグに言いたいのはそれであった。
「御願いします、それで」
「わかったよ。それじゃあ」
マーグも笑顔でその言葉を受けるのであった。
「喜んでそうさせてもらうよ」
「はい、司令は私がお守りします」
こうも言うのだった。
「何があっ
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