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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十一話 アクシズの攻防
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サカがすぐにそれに戻る。
「そうだったそうだった。危ないところだったよ」
そしてユウナもそれに続く。
「何か敵はどんどん接近してきているね」
「特にあれですね」
アズラエルはここで敵の中心にいる青いマシンを指差した。
「あれは多分指揮官機ですが」
「何かかなり強いね」
ユウナはそのマシンを見て言った。
「アサギ達が全然相手になっていないよ」
「ですな」
キサカがその言葉に頷く。見ればアサギ、ジュリ、マユラは三人でそのマシンにかかっているが相手になっていない。かろうじて防戦になっている程度であった。
「な、何よこいつ!」
「強いなんてものじゃないわ!」
三人はその青いマシンのミサイルを必死にかわしながら叫ぶ。
「カガリ様!」
「前から!」
「わかっている!」
三人を指揮するカガリもそれに応える。そうしてビームソードを手にその青いマシンに突っ込む。
「援護を頼むぞ!」
「はい!」
「わかりました!」
三人はそれを受けてカガリの後ろにつく。そこからビームライフルで援護射撃を浴びせる。
だがそれを受けても青いマシンは動じない。三人の攻撃を紙一重でかわしていくだけであった。
「私達の攻撃も」
「まるで当たらないなんて」
「筋はいい」
その青いマシンに乗っているのはロフであった。彼は三人とカガリの動きと攻撃を見ながらコクピットの中で冷静に呟いていた。
「しかしそれではまだこの俺とゼイドラムを撃墜することはできん」
そう言ってその左拳に力を宿らせた。
「そこの赤いマシンもだ」
今度はカガリのストライクルージュを見据えた。
「相手になってやろう。これでな!」
「このまま斬る!」
カガリは突っ込みながら叫んだ。右手のビームサーベルが煌く。
「指揮官さえ倒せれば!」
「速い。だが動きが単調だ」
ロフはカガリの動きを見て言う。
「それでは俺は倒せぬ。受けるがいい」
左拳に光が篭る。そして。
「バニッシュゲイザーーーーーーッ!」
「来るかっ、しかし!」
拳を出して突っ込む。しかしそれを見てもカガリは退かない。そのまま斬ろうとする。
だがゼイドラムの方が動きは速かった。カガリの一撃をかわしその拳をストライクルージュの腹に撃ち込む。これでストライクルージュは大きく後ろに吹き飛ばされた。
「ぐわっ!」
「カガリ!」
「カガリ様!」
それを見たユウナ達は驚きの声をあげた。そのうえでカガリに急いで通信を入れる。
「返事をしてくれ!」
「大丈夫ですか!」
「な・・・・・・何とかな」
カガリの声が返って来た。とりあえず彼女は無事であった。
「だが。ストライクルージュが動かない。大破した」
「大破って」
「まずいなんてものじゃないですよ!」
「早く、何とかしないと」
「あの青いマシンに攻
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