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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十一話 アクシズの攻防
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「そうそう簡単にいくとは限らないぞ」
「ではその場合はどうされるのですか?」
「その場合は無下に力攻めにはしない」
それがロフの考えであった。
「迂闊に攻めては損害が大きくなるからな」
「左様ですか」
「だが今は全力で攻める」
そのうえでこう言う。
「インスペクターに手渡すつもりは毛頭ない」
「わかりました。それでは」
「全軍攻撃に移れ」
自分の下にいるゲストの軍勢に対して命じた。
「そして俺も出る」
「司令官もですか」
「そうだ。ゼイドラムの用意はできているな」
「はい」
別の参謀が彼の言葉に応えた。
「何時でもいけます」
「では行こう。そこから全体の指揮を執る」
「司令御自身が出られずとも」
「それが俺のやり方だ」
だがロフは彼を気遣う参謀達にこう言葉を返した。
「そして戦う。わかっていると思うが」
「それはそうですが」
「では行くぞ」
そしてまた指示を出した。
「アクシズを手に入れる」
「はっ」
こうしてロフ自ら指揮にあたりアクシズ攻略をはじめるのであった。すぐに艦砲射撃と共に激しい攻撃が加えられた。
「いきなりか」
「これはまた派手ですね」
ケンジにアキラが言う。
「それに敵の動きがかなり速いです」
「もうここまで来ているのかよ」
ミカとナオトは敵がすぐ目の前に来ているのを見ていた。
「こんなに敵の動きが速いなんて」
「だが慌てることはない」
ケンジはナミダに対して告げた。
「艦砲射撃は的確にかわす。そうして目の前の敵を一機ずつ倒していく」
「それですね」
アキラはケンジのその言葉に頷いた。
「そうして一機ずつ倒していって」
「照準合わせました!」
「喰らえ!」
ミカの言葉に応えてナオトが攻撃を放つ。それでゲストのマシンが一機貫かれそのまま炎と貸して銀河に消えた。
「これでまず一機だね」
「この調子だ」
ナミダとケンジは今のナオトの攻撃にまずは満足する。
「この調子でここを守ればいい」
「そうだね。それじゃあ」
ナミダは笑顔で応える。そのコスモクラッシャーの横でマシュマーが面白くない顔をしながら戦っていた。
「全く。どうしてこう」
ブツブツ呟きながら敵を攻撃している。
「私の財布を狙ってくれたんだ」
「どうしたんだい、マシュマー」
その彼にキャラが声をかける。ゲーマルクのファンネルでゲストをまとめて相手にしていた。
「機嫌が悪そうだね」
「破産した」
喫茶店でのことである。
「このアクシズでな」
「酒かい?ギャンブルかい?それとも女かい?」
「女!?戯言を」
冗談に本気で返す。
「私はハマーン様に無二の忠誠を捧げているのだ。どうして他の女になぞに」
「じゃあ何なのさ」
キャラもそれが気になる。
「破産したってのは尋
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