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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十一話 アクシズの攻防
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を打ち切って作戦に話を移すのだった。
「敵が来るとわかった以上用意はしておくか」
「そうですね」
ブライトがそれに応えて頷く。
「では迎撃態勢を整えて」
「マシンは全て出撃させよう」
「はい」
ブライトはヘンケンのこの言葉にも頷く。
「敵はゲストだ。今回も激しい戦いになるぞ」
「アクシズの砲台やミサイルもチェックしておきましょう」
アムロはそれについても述べた。
「そしてできるだけ敵を引き付けて」
「そうだな」
ヘンケンはアムロのその言葉に頷く。
「そうして戦うとしよう」
「では今回も防衛戦ですね」
ブライトは問うた。
「そうして守ってですか」
「それが今回は一番だな」
ヘンケンはそのつもりだった。
「別働隊が攻めている間にアクシズを奇襲といった流れにさせるわけにもいかんだろう」
「若しくは別の敵が出る」
ブライトはそれも警戒していた。
「どうやら彼等とインスペクターの関係はかなり険悪なようですしね」
「それも一度調べておきたいな」
ヘンケンは考える顔になった。
「今ブンドル局長達が調べていてくれているがな」
「ゲストについてもまだまだ謎が多いな」
アムロはそれを実感していた。
「どの敵についてもだが」
「謎が明らかになればそこを攻めることができるのだが」
ブライトは戦略家の顔になっていた。
「まだその段階ではないか」
「残念なことにな」
「だが今は仕方ない」
妥協することにした。
「迎撃だけで満足するとしよう。それしかないな」
「そういうことだな。それじゃあ」
「十一時間後だ」
ブライトは指示を出した。
「総員戦闘配置につく。アクシズにおいてな」
「ああ、わかった」
こうしてロンド=ベルは戦闘態勢に入った。そうして十一時間後にはもう戦闘配置についていた。そうしてアクシズに迫るゲストの軍勢と対峙するのであった。
「早いな」
目の前にいるロンド=ベルを見てロフは呟いた。
「地球人、やはり侮ることはできないな」
「司令官」
そのロフに参謀の一人が声をかけてきた。
「どうした」
「ゼゼーナン卿から指示が出ています」
「ここに来てか」
ロフはそれを聞いてまずは考える顔になった。
「一体何だ」
「既にそこにインスペクターの軍も来ていると」
「インスペクターもか」
「アクシズ攻略が果たせない場合は彼等にアクシズを攻めさせよとのことです」
「それからインスペクターを叩くのだな」
「はい」
参謀はロフの言葉に頷いた。
「そうしてアクシズを手に入れよとのことです」
「インスペクターが撃退された場合はどうなるのか」
「それは」
「その可能性も充分にある」
ロフは言った。
「地球人は手強い。そして決して愚かではない」
彼はもうそれを見抜いていたのである
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