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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十一話 アクシズの攻防
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マーンはにこやかに笑ってミネバに答える。
「それでは今から」
「お店の中が騒がしいけれど」
「またロンド=ベルの子供達が騒いでいるのでしょう」
それを瞬時に察するのは流石であった。
「ですが大事には至りますまい。それでは今から」
「ハマーンのクレープをね」
「存分に腕を振るわせて頂きますので」
こうして彼等はマシュマーの危機を通り過ぎてそのままお菓子に向かう。アクシズにおいて彼等は悲喜こもごもの時間を過ごしていた。それが一段落ついたところで。すぐに戦闘となるのであった。
「あと半日でこちらに到着です」
「そうか」
ブライトはアクシズの司令室でモニターのエマリーから報告を受けていた。
「こちらにそのまま向かって来ているのだな」
「ラビアン=ローズには向かって来ておりません」
エマリーはこうも報告する。
「全ての戦力をそちらにです」
「まずはアクシズか」
ブライトはそこまで聞いて敵の考えを読み切った。
「そしてここを今後の拠点とするつもりか」
「どうされますか?」
「無論迎撃する」
これはもう決まっていた。
「その為に来ているのだからな」
「わかりました。それでは」
エマリーはブライトのその言葉を受けて述べる。
「御武運を」
「うん」
「そして艦長」
ここまで話したうえでエマリーはまたブライトに声をかけてきた。
「何かな」
「またラビアンローズにいらして下さい」
にこりと笑ってブライトに言ってきた。
「お待ちしていますので」
「あ、ああ」
ブライトは少し困惑した顔でエマリーの今の言葉に応えた。
「わかった。また機会があれば」
「お待ちしています」
エマリーはここまで話してモニターから姿を消した。そうするとすぐにブライトに対してヘンケンが声をかけてきた。
「ラー=カイラムの名艦長も隅に置けないな」
「からかわないで下さい」
ブライトは困った顔でヘンケンに言葉を返す。
「私は別に彼女とは」
「だが気持ちは気付いているんだろう?」
今度はアムロが言ってきた。
「御前の方も」
「アムロ、御前まで」
ブライトは親友にまで言われてさらに困った顔になった。
「だが御前にはミライさんがいるしな」
「そうだ」
そこは真面目なブライトだった。
「だからだ。私は別に彼女とは違う」
「そういうアムロ中佐はどうなのだ?」
「俺ですか」
ヘンケンはここでアムロに話を振ってきた。
「昨日もチェーン君とベルトーチカ君から誘いを受けていたな」
「俺は別に」
今度はアムロがバツの悪い顔になった。
「何もないですよ、二人とは」
「そうなのか?」
「そうですよ」
さっきまでのブライトと全く同じ表情であった。
「どうしてそれで」
「それだといいんだがな。さて」
ヘンケンはここで話
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