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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三十一話 アクシズの攻防
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攻撃に気を取られている間の素早い動きであった。
「ふむ、あの二機が後方援護用で」
ロフはR−2とR−3を見たうえでリュウセイのR−1を見て呟く。
「これは接近戦用か」
「ゲストの指揮官だな!」
リュウセイはここでロフに対して問うた。果敢に突っ込みながら。
「名乗りやがれ。何て名前だ!」
「グロフィス=ロクレイン」
ロフはそれに応じて名乗った。
「そしてこれはゼイドラムだ」
「ゼイドラムっていうのかよ」
「そうだ。以前に名乗った気もするがな」
「そういやそうだっけか」
リュウセイはそれを聞いて応えた。
「あんた、どうしても俺達とやるつもりなんだな」
「そうだ」
ロフはそうリュウセイに対して答えた。
「だからこそここにいる」
「どうせ細かい理由は聞いても言わねえんだおるな」
「それは俺の仕事ではない」
やはりロフもそれは否定した。
「悪いがな」
「じゃあそれでいいぜ。とにかく今は」
「俺の相手をするというのだな」
「容赦はしねえぜ」
あらためてロフに対して言う。
「カガリの仇だからな」
「さっきのマシンのパイロットの名前か」
「そうさ、何とか助かったがな」
「ふむ、それは何よりだ」
リュウセイにとっては意外なことにロフはそれを聞いて何故か悔しがりはしなかった。むしろ生きていて喜んでいるようであった。
「あんたそれでいいのかよ」
「戦いでも犠牲は最小限であればいい」
そうリュウセイに対して告げる。
「そうしたものだ」
「あんた意外といい奴なんだな」
「自覚はない」
それには応えはしない。
「だが地球人だからといって諸君等に偏見はないつもりだ」
「それで充分さ。けれどよ」
だが今彼等は戦場で対峙している。これは言うまでもなかった。
「こうして派手にやり合っているんだ。こっちも容赦はしねえぜ」
「こちらもそうしてもらう必要もない」
ロフも言う。
「では。いいな」
「おうよ。来やがれ!」
両者は対峙し互いに拳を構えた。
「拳には拳だ」
「やはり接近戦用のマシンか」
二人は互いを見たまままた言う。
「T-RINKナックル!」
「バニッシュゲイザーーーーーーーーッ!」
R−1は右の拳を、ゼイドラムは左の拳をそれぞれ出した。それでお互いを撃ち崩すつもりであった。それぞれ激しく突進し拳を繰り出す。今拳と拳が激突した。
この勝負はロフの勝ちだった。リュウセイはあえなく吹き飛ばされた。
「ぐわっ!」
「くっ、しかし」
だがゼイドラムも衝撃を受けていた。R−1を吹き飛ばしながらもその動きを止めていた。
「このゼイドラムにここまでの衝撃を与えるとは。やはり侮れないか」
「リュウセイ!」
そこにレビが攻撃を仕掛ける。
「やらせはしない!」
「そしてもう一機か」
ロフ
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