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ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
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強化@
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つらが4体居る。


「セイン!!一斉砲撃まで後どれぐらいだ!?」

「後30秒ぐらい!!」


セインは空中の最も高い場所に陣取り全体を把握し、指示を出す司令塔役をしていた。本来は俺がやるべきなのだが、空中戦に於いては未だにセインに軍配が上がるので彼に任せている。


「キリト、次の一斉砲撃をしのいだら特攻掛けるぞ。直に雑魚の殲滅も終わるだろう。それまで俺達だけであいつらを引き受けるぞ!」

「了解だ!」


ドゴンッ、ドゴンッ、と音がして合計12発の炎弾が撃ち出される。狙いは俺達を取り囲むように放たれている。

直撃するのは半分の6発。


「弾く!」

「ちょ……レイ!?」


実装されたばかりのソードスキルのモーションを立ち上げ、初弾の炎弾を迎撃する。

ALOに実装されたソードスキルの中でも上位剣技には属性が付与される。


大太刀垂直4連撃、『風爆斬』、物理2割、土3割、風5割。


初撃の垂直切りと炎弾が激しいライトエフェクトを撒き散らしてぶつかり、炎弾を撃ち落とした。
2撃目の切り上げも炎弾を上空に弾き、3撃目の同じく切り上げで炎弾を上空に弾いた。


「おおぉぉぉぉっ!!」


最後の上段切り、炎弾を下に撃ち落とし、体が技後硬直に捕らわれる。


「くぉぉぉぉぉっ!!」


が、間一髪で飛び込んできたキリトが炎弾2発を弾いてあさっての方向へ飛ばした。

キリトは何か言いたそうだったが、何も言わずに巨大アルマジロに向かって突進していった。

技後硬直から回復した俺と周りの雑魚アルマジロを倒し終えた他のメンバー、高空にいたセインも好機を見て畳み掛けるように群がっていく。


「ゴオォォォォォォ!!」


怒りの咆哮をあげる巨大アルマジロとその取り巻き達。


それらを色とりどりのライトエフェクトが包み、やがて沈黙させた。








___________________________________









アルマジロとの戦闘を終えて順番にログアウトして体力の回復を図っていると、マップの巨大な黄色い点が移動を始めた。進行方向はアルン側。

つまり、ここへ来る。全員が再び緊張し、得物を構えてその敵を待ち受ける。





最初に見えたのは先端があの巨大アルマジロ程もある雄々しい角。

次にそれが飾りに見える程の頭、そして異様な光を放つ目。


「……こいつは……」

「おっきい……」

「どうやって倒すんだよ。あんなやつ……」


分かりやすい比較を出すならば某人気狩猟ゲームに出てくる『豊穣竜』、あれの四足で角が1本で立派な羽が生えて
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