五月 栄光と黄金(下)
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部監察課
監察課主査 兼 首席監察官附副官 馬堂豊久大尉
ぱさり、と瓦版をめくると井田中尉らしき人物についた書かれた記事が目についた。
「――文句なしの英雄になりましたね、中尉は」
登庁早々に瓦版を広げている副官を咎めもせずに堂賀は微笑した。
「あぁ、授与されたのは野戦銃兵章のみだが余計な情報が広まる前に処理できたのは大きい。おかげで事後処理に関しても幾つか話が通ってな」
そういって堂賀は草案らしきものをひらり、と豊久の前にかざした。
「――七月内示の人務異動草案・・・なんでなんてもう言いませんが
って井田t――」
慌てて口を閉ざした豊久の眼前には都護銃兵第一聯隊副官と書かれた本田大尉の隣に中隊長となった井田大尉の名が記されていた
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