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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-12 effort
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麗矢はいら立っていた。
どうして目の敵にされているあいつは何にも行動をとらないんだと。
一夏が気に入らない。
自分が努力しているから、俺は強くなった。――――それは大きな間違いだ。


確かに自分が努力して頑張ったからというのも一つだが、それではまだ足りない。
自分の感情を表に出すときや、逆に抑える時を見極めなければならない。
ISを展開したまま、俺は戦わないといっても相手は聞く耳を持たない。解除してその場から去ることが一番いいのだ。生身の相手にはISで攻撃してはいけないから。


今がそれを実行する時である。


――ガキィン!!


甲高い音が響き渡る。
麗矢がラウラと一夏の間に入り、ラウラが放った砲弾を弾いた音だ。
麗矢の後ろにはシャルルがいる。同じようにして庇おうとしたのか。


「――――貴様ぁっ!!」


ラウラが瞬時加速をして、麗矢に一直線に向かってくる。
麗矢はショットガンを高速展開し、一発ラウラに放つ。怯んだラウラに一気に接近して、体勢を崩し、地面に押し付ける。
それから、ショットガンから高速切換《ラピット・スイッチ》したブレード――――クラス代表戦の時に侵入してきた無人機との戦いで用いた長さ90センチほどのブレード《デスクトラクター》である――――をラウラの首に押し付けた。


「動くな。……今日はもう下がれ、今焦る必要はない。」


通信を使うことなく、直接言葉で言う麗矢。
これは会話を聞かれたくないからこうしている。
今、ラウラとの関係があらわになると、後のことを考えるとあまり好ましくない状況になりかねない。


ラウラは歯?みをして、もがくも麗矢に強く抑えられ、仕方がないといったように大人しくISを解除した。
それを見た麗矢は立ち上がり、ラウラを開放した。


「どうして止める。お前と同じ目的なのに。」
「下がれと言っているんだ……!」


ラウラは冷静になったのか先ほどの乱暴な言葉づかいではなくなっていた。
麗矢はいら立ち、今にも掴み掛ってきそうな勢いでラウラに言う。
そんな麗矢の様子にラウラは何も言えなくなり、静かに帰っていった。だが、まだ一夏を目の敵にしているだろう。
先のことを考えると、嫌になってくる。


「……?」


視線を感じる。
見ると一夏をはじめとする五人が麗矢を見ていた。しかもセシリアは何か黒いオーラを上げている。


「麗矢、お前って結構大胆なんだな。」
「麗矢さん! あの方と一体どんな関係なんですか!?」


……本当に嫌になってくる。
どうしてそういう話に飛躍してしまうのか、麗矢には理解が出来ない。
そんなものは不要だ。いらない。


「…………」


無言のま
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