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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十八話 剣神現わる
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がそう通信を入れる。
「艦の前方にいるマシンはすぐに退避して下さい」
「わかったぜ」
「それじゃあ」
皆それを受けて射撃コースを空ける。それで充分であった。
「視界クリアー」
「照準合わせました!」
「わかったわ。タンホイザー発射!」
「撃て!」
タリアの次にアーサーが言う。こうしてミネルバから一条の光が放たれ敵のガザCの小隊を貫いた。そうして敵を屠ったのであった。
ミネルバのタンホイザーが反撃の狼煙になった。それまで攻撃を仕掛けていたのは謎の敵だったがそれがロンド=ベルに代わる。彼等はそのまま攻撃を浴びせていった。
「数が多くても伏兵がいてもなあ!」
ジャーダはその手にスラッシュリッパーを動かしながら叫ぶ。
「纏めて潰せば意味がないんだよ!」
そのスラッシュリッパーで敵を斬っていく。まるで生き物の様に暴れ回るそれが敵を切り刻み炎へと変えていく。彼もまた見事な戦いぶりを見せていた。
そうして敵をかなり倒しロンド=ベルの優位が確定した時だった。彼等から見て右斜め上に新たな敵が姿を現わしてきたのであった。
「やはりな」
ブライトはそれを見ても特に驚くことはなかった。
「出て来たか」
「そうですね」
彼にトーレスが応える。
「予想通りです。しかし」
「ああ」
トーレスの言いたいことはわかっている。それは。
「やはりここでも指揮官はいませんね」
「戦艦もないな」
そうした機体や指揮官が乗ることの多い戦艦もない。そこに気付いているのだ。
「どういうことだ、この敵は」
「相変わらずミノフスキー粒子も散布されていません」
サエグサも言う。
「ここまで何の策もありませんと」
「かえって策だと思ってしまうな」
「しかしよ、ブライトさん」
カイがブライトに声をかけてきた。
「どのみちあの敵も相手にしないといけないぜ」
「そうですね」
それにハヤトも頷いてきた。
「放ってはおけませんよ。数もかなりですし」
「それはわかっている」
ブライトも二人の言葉に応えて頷く。
「まずは前の敵を倒して」
「その後であの連中だよな」
「その流れでいいですね」
「ああ、それで行く」
そう二人にも答えた。
「ではな。頼むぞ」
「了解ってね」
「それじゃあ僕達も」
「ただなカイ、ハヤト」
ここでリュウが二人に声をかけてきた。
「んっ!?リュウさん」
「何ですか?」
「左に今レーダー反応があった」
リュウはそれを二人に告げる。
「一機だが気をつけるようにな」
「反対側にって」
「一体誰が」
「敵ですね」
セイラは直感でそれを悟った。
「おそらくは今目の前にいる相手の」
「まあそう考えるのが妥当だよな」
スレッガーもそれに応えて言う。
「それが指揮官だったらやばいな」
「そうだな」
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