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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十八話 剣神現わる
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「何だ、御前もか」
「不思議と俺達は他人のような気がしないみたいだな、あの女性脚本家には」
シンはさらに言う。
「答えは聞いていない、って言葉がいいよな」
「最初からクライマックスとかね」
マサトもまた言う。
「ああした言葉って好きだよ、僕も」
「何とか話が収まってきたみたいだね」
ユウナはそれに満足していた。
「一時はどうなるかと思ったけれど。じゃあ」
また酒をここで出す。
「飲みなおすか、皆で」
「さんせ〜〜〜〜〜い」
こうして皆またしても酔い潰れるまで飲む。何だかんだで仲のいい面々であった。
その中にいたトウマだが。朝起きた時は完全に二日酔いであった。苦しい顔で皆がザコ寝しているところから這い出たのであった。
「ああ、頭痛え」
「あれ位で?」
その彼にメイリンが声をかけてきた。彼女もここにいたのだ。
「だらしないわね、皆あれ位じゃ全然平気よ」
「皆が凄過ぎるんだよ」
トウマは苦しい顔でそう応える。見れば皆平気な顔で起きて朝飯に向かっている。
「けれどよ、俺は」
「だったらトウマ」
ここでアイビスが彼に声をかけてきた。
「これを飲むんだ」
「味噌汁か。そうそう、これって」
その一杯の味噌汁を見て声をあげる。
「二日酔いに凄い効くんだったな」
「だから飲むといい」
アイビスは笑顔で彼に言う。
「有り難う、アイビスさん」
「スレイの作ったものだ」
「スレイさんが?」
「そうだ」
ここでエプロン姿のスレイが出て来た。
「私だって女だ。料理はできるぞ」
「そうですよね、それはまあ」
「とにかく飲め」
トウマに飲むように急かす。
「いいな」
「わかりました。それじゃあ」
それを受けて飲んでみる。すると。
「あっ」
「どうだ?」
「美味しいです」
それがトウマの感想であった。
「それもかなり」
「そうか」
スレイはそれを言われて微笑む。
「だったらいいがな」
「スレイさんって確か北欧系ですよね」
「そうだが」
「それでお味噌汁こんなに上手いんですか」
「ツグミに教えてもらった」
それが理由であった。だから知っているのだ。
「そういうことだ。わかったか」
「ええ、それなら」
トウマも納得がいった。飲んでいる間に二日酔いが取れていく。
「おかわりいいですかね」
「ああ、どんどん飲んでくれ」
今のトウマの言葉に機嫌をよくさせるスレイであった。
「こちらとしても有り難い言葉だ」
「それじゃあ」
「あたしも作ったんだ」
アイビスはここでベーコンエッグを出してきた。
「よかったら食べてくれ」
「アイビスさんも作れるんですね」
「一人暮らしが長かったからね」
くすりと笑ってトウマに言うのだった。
「あらかた作られるよ」
「へえ、そうなんで
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